相場も下落基調ということで、今日は戦略的損切り、「ロスカット」について記載します。
先月発売の「日経マネー6月号」の30ページに「ロスカット」について1ページ使って当社がコメントを掲載してます。ロスカットは大事だ!と、どの書籍にもその必要性が掲載されていまが、当社も同様な内容を掲載しています。
でも「ロスカット」はその使い方を誤ると大きく損失を膨らませ、さらに二次災害、三次災害を引き起こすこともよくある話。いざ振り返れば、財産喪失全焼という話もよくある話です。
(*/□\*)うわぁ~ん
そもそも「ロスカット」は法人のディーラーなどの超短期で売買をこなす投資家の使う手法です。彼らが「ロスカット」を執行する損失幅は、ディーラー各々個人差はあるにせよ主力1銘柄でMAX1~2%といったところです。
また、彼らは「ストップロスルール」という、月間の累積損失額を会社から定められていて、その金額に損失が達するとその月は売買停止という屈辱的な処分を受けます。あとの残りの日々は何も出来ず窓際族と化してしまうのです。(T~T)
彼らプロのディーラーは特有のやり方があり、業界では「オーバーナイト」という、「スイング」という翌日まで株式を持ち越す売買も、1晩寝かすリスクを考えて相当自信がない限り行いません。1度株式を買ったらひと時も画面から目を離さないのが彼ら流。でもそんなに多くの株は見ていられないので一度に持つのは、数銘柄といったところです。そのかわり何度も売っては買う「刻む」取引を繰り返し行います。
話はちょっと反れますが、彼らの売買は1日終わった時点で売り株数と買い株数が等しければ問題ないので、ある一定の株数であれば、信用取引銘柄ではない銘柄でも、手持ちになくても売りから入り、下げたところを買戻しなんて荒業も可能です。だからこの前の「Jコム」みたいなことが起きるんですよね。
さらに当然ですが彼らの売買手数料はゼロです。会社の仕事としてやってますから。コストとしては、会社が取引所に払う微々たる馬口銭(ばこうせん)というショバ代くらいで、1円上がっても利益とみなされます。
ですから個人投資家が、同じ手法を使っても儲かるはずがありません。同値で売っても手数料を取られるし、情報も遅くて量も少ないんだし。
聞くところによると、個人投資家は、「ロスカット」の執行時の値下がり幅をだいたい「10%」くらいと決めている方が多いようです。このやり方だと10%下がったら「ロスカット」なので、3回繰り返せばれば30%も資産が減ってしまいます。(ディーラーは約1%としてますから3回やっても3%)。ココがプロとの違いです。一般個人投資家と法人ディーラーとは優遇され方も異なるのですから、一言に「ロスカット」といってもやたらめったら行っては×!全然使い方が違うんです。
では個人投資家の「ロスカット」の使い方として、ベストと思われる方法とは!?。それは「同じ銘柄の買い戻しに利用する」というのが最適と思います。
【前 提】
→今回のように大きな下落相場が来た。
【対 象】
→業績好調の銘柄だからずっと保有しておきたい。
→でも資産が目減りするのは嫌だ。
【ロスカット実行】
→10%下落したらロスカット
→じっくり下げるまで待つ(例えばロスカットから10%下落まで)
→その水準に到達、買戻し実行
また結果的に買戻し時が早すぎたり、今回みたいに更に更に下落を続けたら、そこは迷わずホールドすることです。業績好調の銘柄であれば、買戻した時の金額は水準的に相当安くなった地点といえます。地合いが良くなればこの買い戻した水準を越えないケースはまずありません。
ロスカットして、また動いている高い銘柄に飛び乗り、またまたロスカット、…何てことを繰り返していると儲けられるものも儲けられなくなってしまします。
何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」
自分の見る目を信じることが大事ではないでしょうか??。
ろすかっとっ!
