昨日の朝日新聞の記事です。

「日本文化の魅力、伝わってる?」という見出しの記事。

 

「日本の魅力の伝え方が間違っているのでは?」

という内容なのですが、

私は、以前から

「日本で言われている『国際化』」

については疑問に思っており、

下記の記事を読んで、とても共感したのでご紹介します。

 

 「国際化」をはき違えているから、

この記事のようなことをしてしまうのでは、と

私は思っています。

 

 どう思います?

 

「五輪は、文化の祭典でもある。開催都市は音楽や演劇、美術などの「文化プログラム」を実施することが五輪憲章で義務づけられている。2020年の東京五輪に向け、「東京・日本の魅力発信事業」が早くも、リオで始まった。

 都が目玉の一つとしたのが、日本の伝統芸能などを紹介する公演「TOHOKU&TOKYO in RIO」。市中心部のにぎやかな一角に設けられたステージには多くの観衆が集まったが、演目が始まると戸惑う人も目についた。

 「日本の魅力って、サッカーとサンバなんですか」。ブラジルの日本語紙「ニッケイ新聞」の小倉祐貴記者は、サッカーボールを使ったリフティング芸で始まり、日本人ダンサーによるサンバで終わった公演に驚いた。

 「震災の被災地への支援に感謝を示すため」として岩手や福島から郷土芸能の演者も招いたが、外国人になじみのない演目を魅力的に伝える演出はなく、「伝わってるんでしょうか」と悩む出演者もいた。

 「この公演に限らず、イベント全体を通じて、ブラジルでの反応を考慮しない例が目立った」と小倉さん。英語はほとんど通じないのに、英語の説明や通訳しかない例も。「ブラジルの客をわかっていない感じがした。事前調査をすれば、わかったことだと思うんですが」

 東京五輪まで4年。「魅力発信」には、まだ多くの課題がありそうだ。(守真弓)」

(2016年8月22日朝日新聞より)