「経営者の成長って」の話 | ◆日本の根底を支える50人以下の企業に最良の経営とITを届ける男

「経営者の成長って」の話

実は、最近、様々な仕事のうねりに揉まれながら、本当に色々なことを考え、学び、行動に起こしたりして、気付いたことが有ったので、その話をしようと思います。

いきなり、あなたに振りますが・・・

「あなたは、1年前より成長してますか?」

そう、1年前のあなたと、今のあなたを比べてみて、成長した部分はどこか、言えますか?

特に、あなたが経営者であった場合、この質問に答えられない状況であれば、「危ない」かも知れません。

なぜか?って、経営者が成長しているかいないか、答えられないというのは、単に考えていないというレベルの話ではなくて、経営自体が分かっていない可能性が高いからです。

経営を分かっていない経営者の会社って、誰が聞いても「危ない」でしょう。
多分、この質問に答えられないあなたは、次の質問にも答えられないと思います。

「経営者の仕事とは、なんでしょう?」

どうですか?答えられました?

実は、この2番目の答えが成長の問いの基準になるわけです。

会社の業績が伸びたとか、スタッフが増えたというのは、会社の成長ですが、経営者の成長でしょうか。

自分が成長したと感じるためには、何が、どのレベルやラインまで伸びたかということを客観的に分かっていないと計れないですよね。

実は、こんな自問自答を、わたし自身に投げかけたり、思考を深めたりする機会が、ここ1年間の間にあったものですから、同じ経営者のあなたの思考や行動の助けになればと思い、お話しをしようと思いました。

経営者の仕事はなにかを考えるには、「経営」ってそもそも何?ということが定義されていないと答えられない。

早速、調べてみると、経営の定義とは・・・

 人、金、物、情報といった自社の経営資源を、どこに集中させ配分していくかを選択し、
 目標達成のためにもっとも適し た代替案を策定し選択すること

 事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、事業を管理
 ・遂行すること。

 企業の成長・発展を促し、事業価値を向上させることと共に企業の社会的価値を向上させ
 ること

簡単に言うと、「次に会社が、どう行動するか決めること」です。

それも、永続的に。


「どう行動するか決める」ためには「未来を予測」したり「正しい選択」をすること必要ですよね。

「未来を予測」するには、歴史・専門知識・取り巻く情報・事例などの大量のインプットが必要で、その果てに出てくるアウトプットが「予測の元」となっていくのではないでしょうか。

「選択」を誤れば、失敗に繋がるので「恐怖」がつきまといます。
「正しい選択」をするには、この「恐怖」を払拭する必要があります。予測した未来がまるで今日の現実のように見えている状態に近づけることが必要でしょう。

この辺の感覚を磨いている経営者は「自分の成長=会社の成長」という思考をしています。

経営者は、「次(未来)にする会社の行動を選択して実行に移す」のが仕事。そのために必要な資源や思想をどれだけのレベル感やスケール感を持って身に着けられるかということを常に意識していて、組織を動かしていくもんです。

このように考えると、経営者の成長は何で計るかといと・・・

・どれだけ多くの予測(or創造)と選択が出来る様になったか
・次のステージに上がれるようになったか

こんな指標になるのかなぁと思います。

どうでしょう?

あなたは、どう考えますか?