「どんぶり勘定からの脱却」 | ◆日本の根底を支える50人以下の企業に最良の経営とITを届ける男

「どんぶり勘定からの脱却」

今回は、お世話になっているクライアントさんとのやり取りを思い起こし、「どんぶり勘定からの脱却」というのをテーマにしました(笑)


▼「どんぶり勘定」というのはどういうことか?

調べてみると、こういうことです。そのままですね。

「細かく収支を計算したり、帳面に記入せず、あるにまかせて金を使うこと」

どんぶり勘定の「どんぶり」は、職人などの腹掛けの前に付けた大きな物入れのことで、職人達が、このどんぶりにお金を入れて無造作に出し入れしていたことから、大雑把な金の出し入れを「どんぶり勘定」と言うようになったらしいです。

なぜ突然、こんなことを言い始めたのかと言うと、この「どんぶり勘定」というのは、なにもお金のことだけの話ではないからなんです。


▼自分はしていないと思っている「どんぶり勘定」

みなさん、「どんぶり勘定」というと、大ざっぱで、行き当たりばったり的なイメージを持っていると思います。

「おまえは、どんぶり勘定だからな」

なんて言われると、ちょっと嫌な気持ちになりますよね。大抵、自分は、そんなこと無いって思っているもんです。ですが、この「どんぶり勘定」というのは、大部分の人がしている、というか人間は「どんぶり勘定」することが得意で好きなんです。

先程も言いましたが、なにも「お金」のことだけを指して言っている訳では無いですよ。

「どんぶり勘定」自体は、考え方ですから。


▼「どんぶり勘定してる人」=「どうして良いのか分からないと悩む人」

「どうして?悩む人が、どんぶり勘定なの」

これは、わたしがコンサルタントという職業をしているからでしょうか?

気づいてしまったんです。

現状につまづいて、混乱し、「どうしよう、どうしよう」と悩んでいる、経営者の方や、リーダーの方って多いんですよ。問題解決の糸口や切り口さえも、掴めないでいる状況で、藁をも掴む気持ちで、わたしの様な外部の専門家に相談してみようと、呼ばれる訳です。

こういう場合、なぜ問題解決の糸口さえも掴めないのか分かりますか?

それは、全ての物事をトータルで考えているからなんです。

これは一見、トップリーダーには不可欠なスキルで、全体感で物事を見ることは確かに必要なんですが、ちょっとした勘違いをしている場合が、ほとんどなんです。

その結果、どうして良いか行き詰ってしまう。


▼「全体感で見る前」に「分けて見る」

トップリーダーが勘違いしていることとは、

「自分はトップだから個々の作業やプロジェクトに関しては、部下に任せ
 て、そのリーダーから受けた報告でジャッジしていくもんだ」

「良い判断をするには、細部にまで自分が係わってはいけない。
 全体が見えなくなる」

こんな、大会社のトップやリーダーが言っていることを鵜呑みにしているケースが非常に多いんです。こんな考えは、中小企業では、なんの役にも立ちません。


わたしが、よく言わせて頂く言葉があります。

「小さい会社の社長は、会社の便所にあるトイレットペーパーの減り方まで意識してみてください。そういう意識を持つことで、問題は自然に解決していきますから」

これを言うと、「なに言ってるんだ、このコンサルは?」となるんですが特に小さな会社の場合は、全体感で見る前に「分けてみる」ということをトップ自らが実践していかないと、成長していきません。


▼「分けてみる」ということは「分析する」ということなんです。

「分析」とは「分けて解析する」ということ。

「解析」とは「細かく調べる」ということ。

なので、「物事を分けて(分類)して、その分類した中を細かく調べる」ということが「分けてみる」ということです。

これをトップが自ら実践している会社は、間違いなく成長していきます。
成長して規模が大きくなるとこれを、各リーダーに分業していくだけです。


▼では、「分析」とはどのようにすれば良いのでしょうか?

「分析」と言う言葉は良く、目にするし聞きもする言葉ですよね。

現状分析・財務分析・経営分析とかというのがそうです

だけど、なにやら難しくて、カッコつけている様な感じだし、結果の数字だけを見て経営はデータだとかなんとか言うのがどうも気に入らない。

そんな風に、思っている方も少なくありません。

ですが、これはカッコつけでもなければ、難しいものでもないんです。

例えば、財務分析なんてのは、会社を経営していく中での損益を、どんどんと「分けて」いくこと。

経常損益を分けると、本業の営業損益と営業外損益に分かれるし、営業損益は売上と費用に分離される。更にこれは事業部毎や店舗毎に分離できるし費用などは原価計算を行って製品毎の売上から差し引く事で損益が把握出来る。

こういう風に、構成要素を分けて見て行くことで、それぞれの要素が明らかになってくるんです。

現状分析なんてのは、現状を分けて解析することですから、会社の機能を生産・販売・物流・仕入れ・会計・人事・総務・研究開発・ITなどに分けて、これを更に、機能を構成する要素別に分けていけば良いんですね。


▼すなわち、分けて考える「分析」というのは

「分析」。これでなにが、見えてくるのかということです。

気が付きましたかね?

「どんぶり勘定」の逆が「分析」なんですよ。(笑)

分析することで、今まで見えなかった事実を、数多く発見することもできるし、その発見した事実から、様々な問題点を発見することもできます。

問題が分かれば、対策する方法が検討出来るということです。

何から手を付けたら良いのか分からなかったり、どうすれば良いのか悩んだら、「あなたの目の前にある現実を、分けて解析してみてください」。

これで、あなたは「どんぶり勘定から脱却」して、ビジネスを軌道に乗せることが出来る様になるはずです。


どうでしょう?

あなた、「どんぶり勘定、してませんでしたか?」



いざ!ゴールへ。
日々鍛錬。前へ前へ、一歩でも前へ。


「夢は見るものじゃなく、叶えるもの」
「幸せは成るものじゃなく、感じるもの」
良い言葉です。

「線を描いて点を捉えることのできる人は成功する」
「人が人を繋ぐもの」「人は人を繋ぐもの」
(川端語録)


本の底をえる50人以下の業へ良の営とITを」
FIRSTITPRO 代表 川端 俊之