【最終回】アメリカの現状と未来。そして日本の弱みのおはなし | ◆日本の根底を支える50人以下の企業に最良の経営とITを届ける男

【最終回】アメリカの現状と未来。そして日本の弱みのおはなし

おはようございます


FIRSTITPRO代表の川端です。


今朝は起きると雨は降っていないようでしたので、走ってきましたが、途中からパラパラと雨が降り出しました。汗と雨でぐっしょりになりましたが、気分は上々です。


今日は、また新たな1週間の始りです。ビシッといきましょうね。(笑)


さて、本日も田原さんのお話をご紹介します。今回で最後のお話になりますが、講演の内容はこれで大部分が伝わることとおもいます。この年代の方では都知事の石原慎太郎さんも同じですが、わたしはこの2名の方は結構好きなんですよね。



日本の根底を支える50人以下の企業に最良の経営とITを届ける男 FIRSTITPRO代表 川端俊之BLOG


では、本題。「アメリカの現状と未来。そして日本の弱み」の話です。


現在のアメリカの状況をわかりやすく話しておられました。


今回の100年に1度といわれている不況はアメリカ発ですが、その構造は大きく2つの要因から成り立っているということです。


1つは、「金融パニック」。もう1つは「不況


この金融パニックの処理が一向に進んでいないということです。


サブプライムローンからリーマンブラザースの破たんにおよびアメリカの金融機関には多額の不良債権が発生している現状で、アメリカはかつて日本がバブル経済の崩壊後に行った不良債権処理のマネをして国が不良債権を買い取る仕組みで対策しているとのこと。


しかしリーマンブラザースは退職金として社員に1億円を支給したり、アメリカの金融機関は高額賞与支給や公的資金を投入した後でも社員給与を50%アップするなど、その強欲ぶり、身勝手さに国民には反発の声が広がっているそうです。


こんな背景があるので、不良債権を買い取る値段が決まらない。


「国が不良債権を買取る=国民の税金で買い取る」ということですから国民は「安く買い取ればいいだろう、贅沢三昧の当事者達はなんなんだ!」という当然の意見。対して金融機関側は「高く買い取ってもらわないと、救済にならない」といっている状況。これでは値段が決まるはずないですね。


この行く末はメディアなどを注意深く見ていればどのようになるのか分かると思いますので気をつけて見てみてください。


こんな話でしたが、田原さんはそんなに悲観的にはみていないようです。アメリカの近未来についてこんなコメントを残されていました。


「アメリカの景気は良くなるでしょう。良くするのは【イノベーション】の発生だと思います。アメリカには【イノベーション】を起こせるパワーがある」ということです。どんなイノベーションが起きるのか興味深いことです。



【イノベーション】

イノベーションとは、新しい技術の発明だけではなく、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革である。つまり、それまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすことを指す。



そして、最後に日本の弱みの話。


日本の技術力は世界トップレベルであり、「Made in JAPAN」は世界でも信頼の証で誇れるものだし、今後の日本を押し上げていく底力になるだろうと言っておられました。


前のブログでも書いた通り、日本には明るい世界屈指の技術があること、日本の中小企業レベルでも機械の部品などでの工業技術など優れた技術は沢山あるということはわたしも知っておりますが、田原さんは、これは良しとして日本には一つ大きな弱みがあるということ。



それはなにか。



「世界標準を取れない」ということだそうです。


携帯電話の技術でドコモのi-modeは画期的な技術を開発した。世界中を見てもこんな素晴らしい技術に並ぶものは無かったそうです。当然ドコモはi-modeが世界の標準技術になり、世界中にi-modeが普及すると思っていたのだが、ふたを開けてみれば世界標準になったのはヨーロッパのGSM方式でNokiaが世界のナンバーワンに君臨している。日本の携帯電話は世界から見ると上位にランクされることは無い現状なんだそうです。それは世界標準ではないからですね。


液晶TVで有名なシャープも同じで、現在よりもだいぶ前に液晶TVの技術を世界に発表する機会があり、シャープは先だって世界の関係筋に液晶の素晴らしさ、その技術を公開したそうです。


すると、それを見た世界の関係者達は「こんなものが、出てきたら現在のモニタの市場が崩壊する」と脅威を与え、結果的に液晶の技術でも日本は世界標準をとることは出来なかったそうです。


このように技術力は世界屈指なのですが、「世界標準がとれない」。ということは市場が国内で閉ざされてしまうということです。ここが日本の弱み。


日本が昔からよく言われるのは「戦術はあるが戦略が無い」ということで、大東亜戦争の時もそうだったようですが、どうも「みんなで渡れば怖くない主義」のようなものが、国民性としてはびこっているのかも知れないと言われてました。



では、今後の日本はどうすればいいのか?



この弱みを克服して世界標準を獲得して全世界を市場としたリーダーシップを取れる製品を送り出して行けるのかと考えた場合・・・


田原さんは、このように言っておられました。


「これからは部品の時代です。自動車や携帯電話そのものではなく、それを構成する主要な部品の市場において日本はリーダーシップを取れるでしょう。ここに注力していけば世界標準に拘らなくても、日本には十分な力と明るい未来が期待できる」



やはり、日本は「優秀な技術と優秀な人材の国」なんですね。


※今回で先日のセミナーでの田原さんの講演内容は終了させていただきます。わたしの見方やわたしは調べた内容で少し肉付けしている部分もありますが、講演の内容は伝わったかなと思います。この手の話は結構好きなので長々と書いてしまいましたが、興味の無い方には長文で失礼しました。



今日も素晴らしい一日になりそうで、楽しみです。


日々鍛錬。前へ前へ、一歩でも前へ。




「夢は見るものじゃなく、叶えるもの」

「幸せは成るものじゃなく、感じるもの」


良い言葉です。



「線を描いて点を捉えることのできる人は成功する」

「人が人を繋ぐもの」「人は人を繋ぐもの」

(川端語録)



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FIRSTITPRO 代表 川端 俊之