「リストラ」最終回 | ◆日本の根底を支える50人以下の企業に最良の経営とITを届ける男

「リストラ」最終回

今日も見て頂いて、ありがとうございます。


FIRSTITPRO代表の川端です。


今日は「建国記念の日」です。お休みの方も多いかと思いますが、わたしは仕事に勤しんでおります。「建国記念の日」ですが、なぜ?今日が日本の建国した日なのか知ってますか?


【ウィキペディア(Wikipedia)によると】

 記紀神話中で神武天皇が即位したとされる日(紀元前660年2月11日)


ということです。



さて、これまで4回に渡り「リストラ」をテーマに綴ってまいりましたが、今回を最終回とさせていただきます。総括的なお話になりますのでよろしくお願いします。



まずは、昨日と同じように振り返りから入りますね。



▼前回のお話では


【人件費のリストラ】は「人員削減」(解雇)のことではなく人件費の再構築のことである


人件費はコストとして考えるのではなく【資産】としての現実も考えなければならない


人件費の負担が大きいのは「受注が無く売上が上がらない状況」だからであり、これが本当の問題


事業の撤退・縮小をすると同時に新規事業や既存の成長分野への先行投資を加速し、それにより新しい雇用を創出するというのが本来の人件費のリストラの考え方


この様なお話をさせて頂きましたが、小さな会社がここまで追い詰められて来ている状況では残念ながら、少し対応が遅いかも知れません。くれぐれも「延命資金」はやめてくださいね。



▼さて、今回は前回までお話した「リストラ」というものを総括します


【事業のリストラ】を考えるに当たって、あなたの会社のドメイン(事業領域)を明確にしなければならないことはお話しましたが、その戦場(マーケット)で事業を展開していく上で、あなたな会社の武器となるものはなんでしょう?


あなたの会社を勝利に導くことの出来る武器(競争力となる強み)。


このことを【コアコンピタンス】といいます。


これを明確にしてください。当たり前のことですが、【コアコンピタンス】をさらに強化すると、競争力が高まるんです。リストラは再構築ですから、限られた経営資源を【コアコンピタンス】を活かせる分野に適切に配分していくという考え方になります。


では、【コアコンピタンス】でない業務はどうすればいいのでしょうか?



一般的にはこの部分を専門企業に外部委託することを考えます。



「他社と差別化しにくい業務」は、あなたの会社より専門性が高い企業にアウトソーシングすれば、競争力を維持したままのリストラが可能になるからです。


ドメインとコアコンピタンスの確認によるアウトソーシングの方針(これを戦略といいます)が決まったら、リストラの具体的な実行計画を作成します。


実行計画には以下の事項は最低限必要です。


1) 目的
2) 対象業務(部門)
3) 規模
4) スケジュール
5) 推進体制

・・・etc


これにより実行計画を明確にします。


リストラには多大な費用も必要になりますので投資対効果の見極めも重要です。リストラはコストカットではありませんよ。事業の再構築です。



▼現実的にリストラへの取り組みを考えている方へ


ここでお話しするのは、我々コンサルタントの間で「リストラ」を進めていく上での留意点と認識されている事項です。総括ですので特別にお話いたします



【コアコンピタンスを守り抜く】


コアコンピタンスを自覚しておかなければ、気がついたら自社の強みを失っているかもしれません。自社の強みは何か、利益を生み出す源泉は何かを明確にし、守り抜く覚悟が出発点になります。今まで築いた強みやノウハウを失わないよう、コアコンピタンスを大切にしなければ成功はありません。



【中長期視点でリストラを考える】


目先の赤字決算に翻弄されて、場当たり的なリストラでは、社員の活力を失い逆効果になります。中長期で成長する事業なのか、ある程度成熟した事業なのかを見極めることが重要で、成長余力が高いのであれば、さらなる先行投資が必要かもしれません。目先のコストダウンに暴走するのではなく、将来の成長力とコストダウンのバランスを見極めることが重要です。



【本来のリストラとは、なにかを忘れてはならない】


新規事業を立ち上げるとか、将来性のある事業に経営資源を投入するために行うことであり、本来の目的は、「利益を確保して企業経営を存続させる」ことです。これを忘れてはいけません。
顧客ニーズや市場構造は絶えず変化していますから、新しいニーズや市場が生まれる反面、陳腐化し縮小していく市場も多いのが現実です。ですから、既存事業の経営効率を高め、そこから捻出した人材などの経営資源を、将来の収益向上のために投入するというスパイラルが、企業の中長期的な成長を支えるスタンスとなります。



▼最後に


最終回になりましたが、いかがでしたでしょうか。


リストラというと企業存続できるために現状の状態でもすぐに出来ること、コスト最優先によるコストダウン、売上(収入)に見合ったコストの削減にどうしても走りがちですが、今回、5回に渡ってお話した「リストラ」というものに対する視点をもう一度見つめて頂いて、本来のあなたの理想である「魅力ある企業」を目指すことを諦めないでください。


これを諦めた瞬間にあなたは経営者として失格します。


社員が堂々と胸を張って仕事ができる環境でなければ、社員も組織も真の力を発揮することができません。今の時代でも、多くの社員は会社に帰属意識を持ち、活力となる企業風土が作られていくことを願っているものです。誰でも自分の会社や仕事に誇りを持ちたいものなんです。


経営者として、やるべきことの本質を見失わないでくださいね。



では、また明日。


明日からは、申し訳ございませんが、ちょっと気を抜かせてください


(^。^)y-.。o○





「今日のこの生きている瞬間が

素晴らしい明日へ繋がる時になりますように」



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FIRSTITPRO 代表 川端 俊之