「ピンチをチャンスに」という「おまじないの言葉」とIT経営 | ◆日本の根底を支える50人以下の企業に最良の経営とITを届ける男

「ピンチをチャンスに」という「おまじないの言葉」とIT経営

お疲れ様です。あせる


今日も、見て頂いたことに感謝。FIRSTITPRO代表の川端です。


今日は、2月の実動ベースで初日だった企業がほとんどだったかと思いますが、いかがでしたか。


上場企業が軒並み赤字決算方向に向かっている津波が押し寄せるような現実は、その情報に触れる中小企業の経営者も脅威に感じていることと思います。


こんな景気悪の時代にはIT投資が控えられる傾向が強いのですが、こんな時代だから戦略的にIT経営を進めることの方が得策だと、わたしは思います。ERP(統合基幹業務パッケージ)による企業内業務の効率化により適正人員にスリム化し、情報の一元化による情報共有やインフラの整備で無駄を無くし、よりスピーディーな経営体質を確立する。


本来はこういう取り組みは、このような不況の波が押し寄せる前の凪いでいる時代から着々と準備し、取り組んでいなければならないのですが、有能な技術者にる情報システム化が、今の時期は容易にしかも低コストで実現することができるでしょう。


需要が大幅に減少しているソフトウェアベンダーの生き残りをかけた競争は、価格競争に踏み込むことは、バブルがはじけた当時にもありました。人員をスリム化して、有能な人材に絞り込んだソフトメーカーやベンダーの高い技術力の恩恵を受けることが、今の状況は可能なのです。


コンサルタントに、このようなことを言われて、その気になる企業の経営トップもおられますが、そこには大きな落とし穴が潜んでますから注意してください。


実際に企業の経営トップが無理なシステム導入プロジェクトを始めてしまい、結局は失敗する例は多くあるんです。


その気になってコンピュータアレルギーを克服し、「ピンチをチャンスに」という、「おまじないの言葉」にとりつかれて、それまでの劣等感の反動と、IT経営による経営の効率化・スリム化などという大義を唱えて、ここぞとばかりに思い込みシステム導入を進めたりする経営トップも結構多いんです。


いったん思い込んだ経営トップは、自分に分かりやすい言葉で語りかけるコンサルタントやIT企業(メーカーやベンダー)の意見だけを取り入れてしまう傾向が強いんです。


社員の意見を聞かなくなる。そして自社のIT成熟度をも度外視してしまう。


得意先をはじめ社外関係者には自分の会社はこういう時期に、「システムを導入して業務改革を進めるている」と宣言し自社の今後の優位性を唱えたりしてしまうんです。


もう、この瞬間、システム導入は業務改革の手段から目的へと変化してしまいます。


システム(ERPパッケージなど)をとにかく導入すればよい、という本末転倒に陥ってしまい、プロジェクトを進める途中に誤りに気付いても、多大な投資をしてしまっており、途中で止めることすらできなくなる。


そして、完成しても、そのシステムを運転できるだけのITガバナンスが不足していることに気がつくんです。効率化・スリム化しようとした経営が正反対に混乱に陥る。


これはまさに悪夢です。


このような悪夢は、ITと経営を熟知していない、コンサルタントやIT企業の誘導による要因も1つ絡んでいることは今回の話でお分かりかと思います。


確かに、この不況の時代にシステム導入による経営の効率化やスリム化による競争優位の獲得は戦略として効果があるでしょう。



ですが、その前に、あなたの会社のITガバナンスを見つめてみてくださいね。



【ITガバナンス】

企業が競争優位性構築を目的にIT戦略の策定・実行をコントロールし、あるべき方向へ導く組織能力




ちょっと長くなりましたが、今回のお話はわたしが実際に見て聞いた身近にある知り合いの会社の話なんです。みなさん本質を見失わないでくださいね。




※専門的な用語が出てきているのでもうひとつ解説しておきます。


【ERP】

「Enterprise Resource Planning」の頭文字をとったもので、直訳すると企業資源計画。つまりERPパッケージとは、経営資源の最適化を実現するためのツールのことです。日本語に訳すときは統合基幹業務パッケージと記述され、この言葉が示している通り、企業内にある基幹業務(会計、販売、在庫・購買、生産、人事・給与)で必要な情報を一元的に管理する仕組みを指します。



では、また明日お会いしましょう。



「今日のこの生きている瞬間が

素晴らしい明日へ繋がる時になりますように」



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FIRSTITPRO 代表 川端 俊之