只今、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読んでいます。
全10巻あるなかの、第1巻読書中。



最近の景気低迷により、
製造業非正規社員の雇用カットや、正規社員の従業員カットにまで波及しております。



1997年くらいの大学一年の授業で、
「明治維新、戦後に次ぐ、第三の変革期が今来ている。今はもう制度疲労を起していて、変革しないとダメだ」
と教授が言ってましたが、まさにしわ寄せがいま来ている感じです。



日本は、最近までの新興国需要のおかげで従来産業のままでも生きて来れましたが、
そのせいで新しいイノベーションも生まれず、構造不況的な現在の状況です。



日本の基幹産業(=輸出産業)の自動車業界の世界的不況で、
日本の雇用、さらには賃金にまで影響が出始めている。



今朝の日経新聞でスズキ会長(社長)が言っていた言葉で、
「日本の自動車業界も、日本版ビッグスリーに集約されるのではないか?」
と発言されてました。



現在の日本自動車産業は、11社完成車メーカーがあり、
3社に集約されるのでは、ということです。



日本国内の需要がこれから先細りするなか、
たしかに現在のままの乱立状態だと、シェアの食い合いにならざるをえない。


よって、いままで海外シフトを進めてきたが、その肝心かなめの海外需要も、
昨今の経済不況で一気に冷え込んでいる。


メーカーの収斂は、もう不可避な状態だと、たしかに思います。



そんな時代にいまあるなかで、
司馬遼太郎の「翔ぶが如く」は、西郷隆盛、大久保利通らを中心として、
明治新政府が新しい日本を創り上げていく物語。



司馬作品は、話の途中で”脱線”という名目で、
彼独自の視点から捉えた「歴史観」が随所に出てきており、
それが現在にも生きてくる指標になりそうです。



いまこそ、歴史から学んで、今の変革期に生かしたい。


そういう欲求がこの本を手に取らせたのかなあ。

翔ぶが如く〈1〉 (文春文庫)/司馬 遼太郎
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