誰でもなり得る「貧血」

そんなハードなトレーニングを行っているアスリートに多い症状、それが「貧血」です。

まず「貧血」とは、血液中の赤血球の数や、酸素を運搬する役割のヘモグロビンが少なくなり、全身に十分な量の酸素を運べなくなる状態のことを指します。
つまり、慢性的な酸素不足の状態です。
ヒトは細胞内のミトコンドリアという場所で、酸素を利用してエネルギーを作り出しています。
つまり、酸素不足の状態だと上手くエネルギーが作り出せず、慢性的なエネルギー不足となります。

・頭痛・頭重感が続いている
・倦怠感がある
・身体が冷えやすい
・立ちくらみ・めまい・耳鳴りがする
・動悸や息切れを起こしやすい

といった症状が続くようであれば、それは貧血が原因の1つかもしれません。
もちろん、毎月月経がある年代の女性は貧血になりやすい状態にあります。

女性はそれぞれのライフステージにおいて、常に「痩せたい」「綺麗になりたい」と思われていることと思います。
その意識の高さから食事制限をしすぎると、貧血(体内の酸素不足)を助長してしまい、結果的にダイエットがうまくいかない、疲れやすい、頑張っている割に思ったほどの結果を感じられない、ということになります。


●鉄の吸収について

鉄は2種類に分けられます。

・ヘム鉄→動物性食品に多く含まれます(赤身の肉や魚など)
・非ヘム鉄→植物性食品に多く含まれます(ひじき・ほうれん草など)

そもそも鉄は吸収率が悪いミネラルですが、ヘム鉄で20%前後、非ヘム鉄で5%前後と言われています。
そのため、貧血の改善にはヘム鉄を優先して摂取することが必要です。
また、ビタミンCは鉄の吸収を促進するため、赤身のステーキにレモン汁をかけていただくということは、非常に理にかなっている食べ方ですね。
そして、お茶やコーヒーに含まれる「タンニン」や、玄米・穀物の外皮に含まれる「フィチン酸」、食物繊維は鉄の吸収を阻害する栄養素です。

貧血気味の方は、気をつけてみてくださいね。

 

●トレーニング効果を得るための食事の重要性

ヒトの体は食べたもの、消化吸収されたものでできています。
「何をどれくらい食べるのか」によって肥満になることもあれば、引き締まった身体になることもあります。
私たちはダイエットから筋力アップといったボディメイクに関するご要望や、腰痛や肩こりの改善といった不定愁訴に関するご要望まで、様々なニーズに対して運動処方を行っています。

上述したように、ヒトの身体は酸素を材料にエネルギーを生み出し、そのエネルギーを利用して身体を動かしています。
そして、体内で酸素の運搬に携わっているのは「鉄」です。
そのため、鉄が体内に不足している状態というのは、言い換えれば体内は常に軽い酸欠状態です。
そのような状態でダイエットのために食事制限をし、トレーニングをするということは、もしかすると体調を崩してしまうことになりかねません。

まずは砂糖たっぷりのお菓子やジュースを控え、主食(米)・主菜(肉・魚)・副菜(野菜)を摂ることから始めてみませんか?

ダイエットのために過度な食事制限を推奨することは一切ありません。

お客様のご要望に応じた運動指導・食事指導をさせていただきます。

まずは施設の雰囲気やどのようなトレーニングをするのか、体験に来てみませんか?
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皆さまにお会いできることを楽しみにしております。

 

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