こんにちは。
ファーストクラスアカデミー代表の
香山 万由理(かやま まゆり)です。
今回は、私がマナー研修でお伝えしている中心的な内容をご紹介します。
まずは、ホスピタリティについてです。
ホスピタリティ、おもてなし、という言葉を良く聞く時代になりました。
2020年に東京オリンピック開催が決定となり、
「おもてなし」の素晴らしさに世界中が注目しています。
特に日本は、おもてなし大国であり、サービスレベルは世界のトップ
レベルです。
3.11の東日本大震災が起きたときも、困っている人には自然と手を
差し伸べ、諸外国では当たり前に起きてしまうような窃盗はほとんど
なかったと聞きます。
このような状況であっても、まず相手のことを思いやり、行動することができるのは、日本人が持っているDNAであり、誇るべきものです。
ホスピタリティという言葉の起源は、元々はラテン語のHospicsから来ており、そこからHospitalやHotelという言葉に変化していきました。
ホスピタル・ホテル・ホスピス・ホスピターレ・・・
これらは元々、巡礼者に対しての無償の心遣い(宿泊場所や食事など)を
していたことから、
身体と心を癒す行為や場所を表すようになりました。
それから、心のこもったおもてなし。親切にもてなすこと。
歓待の精神の意味が生まれてきたのです。
贅を尽くすおもてなしもいいのですが、
小さな目配り、心配り、
言わなくても察して、サッとさりげなくできる行為が心に残ります。
マニュアルや指示ではなく、
その人の人柄でやってくれているのだろうなと思えるような行為こそ、
人の心に印象付くのです。
偶然の出会いを
必然の出会いへとつなげていく。
そのために大切なことが、
ホスピタリティ精神、おもてなしの心なのです。