「話しかけない接客サービス」

という内容の記事がありました。

 

衣料品店のように

お客様に声を掛けることによって

販売につなげたり、

美容院やタクシーのように

その場の空気を感じて話しかけたり・・・


何らかの目的を果たすために

積極的にお客様とコミュニケーションをとる、

ということが通用するのは、

もう昔のことになってしまったようです。

 

 

一人で静かに考えたいから。

この静かな時間を大切に過ごしたいから。

無駄話はしたくないから。

色々聞かれるのがイヤだから。

他にもいろいろお客様の理由があって、

約8割の方がアプローチされることを

苦手とされているようです。

 

わからなくもありません。

かくいう私も「声をかけないで」派です。

 

 

以前、初めて入ったサロンでのアンケートに、

「施術中は

 1、話しかけてほしい

 2、あまり話しかけないでほしい

 3、どちらでもよい」

という項目がありました。

 

口頭で聞かれると答えにくい内容ですが、

アンケートならすんなり書けます。

 

「☑ 2、あまり話しかけないでほしい」

 

居心地よくサロンを利用できました。

 

 

こんな風に

自分の欲求を伝えることができるなら、

何も問題ないのでしょうが、

8割のアプローチされたくない人の欲求通り、

コミュニケーションをとろうとしなくなった世界は

味気なさが残るような気がします。

 

必要とする会話しかしない、

希薄な感じ、

人間味が感じられない、

機械的な冷たさ・・・

 


昨日、

同行していた年老いた母の足のことを思い、

歩いてでも行ける場所まで

タクシーを利用しました。

運転手さんに行先を告げた途端、

ボソッと「近いな」という声がしました。

イヤな空気が流れたまま、

目的地まで我慢することが嫌で、

こちらから明るく話しかけると、

徐々に運転手さんも乗って来て、

降りる頃には

必要以上の気遣いをしてくださいました。

 

 

お客様に対してばかりでなく、

目的がはっきりしているのであれば、

声を掛けることも悪くないと思います。

最初は巻き込まれた感がある相手も、

話しかけた人の思いが伝われば、

相手もその気になるのではないでしょうか。

 

 

話しかけない接客をするもしないも、

一般論に振り回されないで、

あなたがどうしたいか、

相手とどうなりたいか、

ですね。