【前回のつづき】
アパレルの場合
●ファーストアプローチ
「この春新作の商品が多数入荷しております」
「(落ち着いた感じのスタイルをされているお客さまに)きれい目なスタイルを楽しめる商品も多く取り揃えております」
例えば、一人のお客さまに対してアプローチする場合、「いらっしゃいませ」の後に、すぐさまお客さまに近寄ってアプローチすると、お客さまは遠ざかって行かれます。
アプローチされるのが苦手と思われるお客さまは8割近くいらっしゃるとのデータが出ています。積極的なアプローチをしなくては!と思い、前に前に!というようにお客さまに向かっていくと、お客さまは「押し付けられる、売り込まれてしまう」と危機感を感じたりもします。
お声掛けした後に、少しだけ「間」をおきましょう。その「間」にできることは、お客さまの様子を観察すること。
普段どのような服を好んできていらっしゃるのか、好きな色目はどんな色か、今日はどのような服を探していらっしゃるのか、見たり触れたりしている様子を観察するだけで多くの情報が入ってきますね。
言葉を交わさなくても得た情報を元に、さりげなくアプローチをしていくことがテクニックです。
その時にも、あからさまに
「お客さまはいつもカジュアルな感じですか?」とか
「落ち着いた色合いばかりをご覧になられていますね」
など、「あなたのことをずっと見てましたよ」と言わんばかりの言葉を投げかけるのではなく、
「暖かくなってきましたね。この春新作の商品があちらにもたくさん揃えておりますので、どうぞごゆっくりご覧くださいね」
「(手に取られている商品に合わせ)カジュアルな感じがお好みですか? お花見やちょっとしたお出かけに着やすい素材は、こちらにもございますよ」
など、お客さまの好みや気になっているスタイルに合わせた言葉がけをしましょう。
手に取られている商品について、いきなり細かい説明をするのは避けましょう。
※次回はアパレルの場合のセカンドアプローチ(例)をお伝えします。