さてここで、お客さまにご自由に

召し上がっていただくことの利点を考えてみましょう。


忙しいときは、試食箱を持って

お客さまにお勧めするまで手が回らない…

そんなときに衛生面に気を付け試食を準備し、

ご自由に召し上がっていただくことになりますね。

(ただし、手間が省ける分、別の側面から考えると、

 お客さま任せにし本来のスタッフの仕事を

 簡略化しているようにも感じられますが…。)


また、アプローチされることを苦手とするお客さまは、

自由に試食ができることでご自身で納得され、

必要なことだけスタッフに聞き、

商品購入まで至る場合もあります。


「試食箱を自分で開けて

 召し上がられるお客さまの殆どが買わずに帰ってしまう」


と思うと、

試食をされているお客さまへの表情や言葉遣いにも

影響が出てきます。


試食をしたことに罪悪感を感じられたお客さまが、

気分よく商品を買おうという気持ちになるでしょうか。

咄嗟の表情や態度、言葉遣いも

自分もしくは周囲のスタッフに観察していただき、

チェックしてみましょう。


思い込みから知らず知らずに

身についてしまっている不適切な態度が、

お客さまの購買意欲を削いでいるかもしれません。


スタッフの皆さんは、決して

「買ってくれるなら食べてもいい、買わないなら食べないで!」

と思いながら試食を出しているわけではありませんよね? 


「一人でも多くのお客さまに、

 自慢の美味しい商品を知っていただきたい」


そのような気持ちで、

試食を提供していただければと思います。


最後にポイントを一つ! 

箱を開けて試食を召し上がられるお客さまを

黙って見ているのではなく、

他で接客しながらも一声かけることはできますね。


「お客さま、美味しいでしょ! 

 当店お勧めの商品なんですよ!」


食べて満足して黙って帰られるお客さまは減ると思いますよ。