今日は都心も今年初めての雪ということで、とても寒い日でしたね急にどうしても焼き肉が食べたくなり、近くのレストランのランチに行ってきました。渋る夫を説得して、雨に濡れてとなかなか大変?な思いをした甲斐あって、とてもおいしく感じましたその後、(冬だというのに)スタバでコーヒーフラペチーノのグランデサイズを注文したところ、店員さんに「お腹壊さないでくださいね」と言われてしまい、少し恥ずかしかったです。夫とシェアしたのですが、それでも量が多く、飲みきるのが大変でした


さて、今回は昨日録画して観たドラマ「わたしを離さないで」について少し書きたいと思います昔、映画版を観てとても気に入った作品で(夫は本も持っています)、日本が舞台(キャシーは恭子になっていました)だとどうかな~と思ってみていましたが、第一話を見た限り今後の展開に希望が持てそうでとても楽しみです

そもそもこの作品に興味を持ったきっかけは、イギリス滞在時にこの作品の著者カズオ・イシグロの元クラスメイトという人と囲碁教室で出会い、同じ日本人という事で「知っているか」と聞かれたことから始まりました。当時はNHKでも教えていたという囲碁の先生(同世代の女性)の友人に囲碁を少し習っていました



カズオ・イシグロはイギリスでは世界的権威があるブッカ―賞受賞者ということもあり、有名人だそうです。彼は若い時に親に連れられて移住をしたらしく、あまり日本語は話せないとのことですが、両親が日本人という事もあり、作品の中にも日本的要素が垣間見えるという指摘もされているみたいです。彼と主演の綾瀬はるかさんの対談をたまたま観たのですが、日本人の顔と名前で、英語がネイティブだと少し違和感を感じますね




アメリカ留学時代にそういう日系アメリカ人の友人が何人かいたのですが(彼らは日本語もペラペラでした)、言語の切り替えだけでなく、ふと見せるしぐさや表情が日本人ぽくなく感じる時が多々ありました。彼らを対象とした論文「ルーツペーパー」を書いた際に、インタビューをして言語の問題や肌の色の問題など色々なトラブルを聞きましたが、2つの言語・文化をバランスよく保持している様子を見ると素直に羨ましいなと思う事も感じました留学時代は、現地の人たちだけでなく、日本人留学生や日系の人を含むアジア系の人とコミュニケーションを取れたこともとても有益でした。

ドラマを観て興味を持った方はぜひ訳書を読んだり、彼のその他の本も読んでみて下さい(「日の名残り」など。これは映画もあります)。おすすめです

Written by Mami