
“人生は食べてみなければわからない、チョコレートの箱と同じ”
知能指数は人より劣るが
足の速さと強靭な体力と幸運
一風変わった主人公フォレスト・ガンプの半生を
時代を象徴する“事件”とヒット・ナンバーで綴った
心暖まるヒューマン・ファンタジー
「フォレスト・ガンプ」を観た。
スペンサー・トレイシーに次いで
トム・ハンクスが2年連続で主演男優賞を取った他
作品・監督・脚本といった主要部門のアカデミー賞を
総嘗めにした作品。

この作品で気に入っているところは
ところどころに飛び出す名言的な台詞にもある。
例えば
ジェニー、僕は分からない。
ママが正しいのか、それか、ダン中尉が正しいのか。
本当はみんな、それぞれ運命を持っているのか
それとも、みんな風に吹かれて漂っているだけなのか
でも僕は両方だと思う。
多分両方が同時に起きるんだと思う。
運命は決まっているものなのか。
運命は自分で決められるものなのか。
一見矛盾してる二つとも真理ではないかと。
映画館で見た時はただフォレストガンプの波乱万丈な生き様や
映像技術の進化に驚きつつ、笑ったり泣いたりしたけれど
久しぶりに見直してみて自分のツボがわかった気がする。

大統領に会えるような偉業を達成したり
ベトナム戦争の惨劇をくぐり抜け
億万長者になるということ
凡人からすれば「成功」を手にしたと言えるはずだけど
でもガンプはそんなことなど意に介さず
ジェニーへの献身的な愛を注ぐことが最大の関心事。
やっとジェニーと2人きりになれたと思ったら逃げられる。
実は未だにジェニーが逃げ出した理由がわからないが
ジェニーとの関係ではガンプの叶わぬ思いが
世の中の不条理を表しているのではないかと。

ガンプが実現した偉業は僕ら凡人には偉業でも
本人にとってはある出来事の一つでしかなく
本人にとって一番の関心事であるジェニーとの関係に苦悩する姿は
僕らに共通することなのかもしれない。
「人の一生とはそういうもの。」
この作品が描いていることは
そんな世の中の不条理を受け容れ
強く生きていくこと。
なんてメッセージが描かれているのではないか。
出演: トム・ハンクス, ゲイリー・シニーズ, サリー・フィールド, ロビン・ライト, ミケルティ・ウィリアムソン
監督: ロバート・ゼメキス
形式: Color, Dolby, Widescreen
リージョンコード: リージョン2
画面サイズ: 2.35:1
ディスク枚数: 1
販売元: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
発売日 2006/07/07
時間: 142 分