
のんびりと、ゆったりと肩の力が抜けすぎな
不思議な魅力というか不思議な時間の経過を楽しめる
でも確かなメッセージを感じる
とても豊かな時間を過ごすことのできるドラマ「徒歩7分」をみた。
主演は田中麗奈で脇役陣も興味深い役者ばかりなのに
登場するのは駄目なキャラクターばかりで
やる気のない感じで
ただただぐだぐだなストーリーが進むのに
何故かやめられず最後まで観てしまったドラマ。

後で気付いたことだけど
自分でも驚いたのは
そんな駄目な登場人物から発せられる言葉
台詞が気になって仕方がなかったたこと。
そして
そのひたすら駄目な空気というかリズムは
今の時代が抱える問題を浮き彫りにしていたことに気付き始める。

何話から自分の興味が変化したか覚えてないが
後半から
ゆっくりとじわじわと物語のゴールに近づくなか
いくつかハッとされる台詞に驚かされる。
中でも
忘れられない台詞がこれ
未来は、過去の積み重ねでは、ない。
明日、どうなるか、誰も、わからない。
いまが崖。
毎日が、崖。
経験を重ねて歳をとって
いつしかチャレンジをしなくなる理由
過去の経験からポジティブな結果よりネガティヴな結果を想像し
未来を見切ったような勘違いをしがちだ。
さらに
未知の経験でストレスなしではいられない。
想像できない未来は恐くて仕方がない。
だけど
人間の想像力は過去の経験の中でしかできない。
ところが未来はそんなに予想通りにはいかない。
どんなに優秀な人でも
たった1人の人間の想像力の源になる経験なんて
たかが知れてるから。
今年の1月から会社や仲間の都合で
新たな挑戦をすることになり
言い訳したくなることがいっぱいあるくらい
ストレスだらけの想像とは全く違う二ヶ月を過ごしている。

自分の脆さが
毎日手を変え品を変え露呈される。
久しぶりに仕事の楽しさより自分の弱さが勝ち
疲れたという言葉を吐き出しそうになる。
そんな
久しぶりに自分との厳しい闘いのさなかに出会った
大切なドラマでした。