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涼しい朝が嘘のように暑さを盛り返した8月最初の金曜日
少しだけ早く会社を出て
都内の中学校で教鞭をとりながら書道家となった
友人の書展をみに最近すっかりご無沙汰な銀座に降りたった。

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鳩居堂に入ったのも初めてだったので
外人さんの多い店内を覗く前に
書展が催されている四階に向かった。

エレベーターの扉が開き
静かで荘厳な空気漂うフロアーは
お香のかおりもあってお寺の境内に足を踏み入れたようで
自分の日常とは明らかに異質な雰囲気が広がった。

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書道家というのか
遊牧ではなく遊墨民となったらしい友人も
実は中学時代のバスケ仲間で
彼が書の道に進むとは思いもしなかったけど
彼の真面目で汚れのなさそうな人柄から
違和感もなかった。

恐らく
自分がIT系の仕事をしてることの方が仲間にとっては驚きのはず。

書道は私にとっても数少ない習い事経験の一つだったけど
彼ら遊墨民の書はどれもグラフィックに見えた。
書のタイトルと書いてある文字との関係性を見出せないものばかりで
書道経験の浅い自分にとって別世界だったけど
自分の好き嫌いはわかった。

もし
自分の部屋に飾るとしたら
どの作品を選ぶのかと考えながら作品をみていると
気になる作品が見えてきた。

その作品がこれ

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細く繊細そうだけど
実は芯の強そうな文字と白地の空間のバランスが
好きな理由の一つ。

友人である書道家には会えなかったけど
同じ学年のバスケ部で1、2を争う真面目で優秀な選手だったのに
体調が原因でバスケを出来なくなり
退部すると思ってたらマネージャーとして戻って来た
彼の気持ちを考えてみたりしてあっという間に30分が過ぎた。

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あれから30年近く経って
Facebookで再び繋がり始めたバスケ仲間と
再び逢えることを願いつつ
三越で堂島ロール買って帰りましたとさ。

おかげで素敵な週末になりそう。

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