

脆くも簡単に打ち砕かれ、
自分の目指すゴールを探し続けている頃。
新しい組織体制構築の噂流れるなか、
スタートを切ったはず。
一人で掃除しながら新年を迎え、
有り余る時間にケリをつけ、
年明け早々の二日に
お嫁さんの実家に訪れたコーチKに誘われ
善福寺川公園で年明けラン。
ランニング姿のまま、
公園の隣の大宮神社で初詣を済ませ、
縁起物ということで、
一緒にお鮨もいただいた。
会社が始まるまで、
誰とも会話する筈のない年明けは、
コーチKのおかげで、
正月らしい素敵なものとなり、
その日の夜遅くに、運命を分ける連絡が入る…。
千葉に帰るのが面倒で
断った筈だった
中学時代の同窓会兼新年会への誘いだ。
何故か理屈の通らない強引な誘いに屈し、
地元に向けて急ぎハンドルを切った。
久しぶりに会った懐かしい顔と、
家族を持ち、一人前になった仲間たちを見て、
想うところがあったのか、
三人の男子を育てる小さな仲間の放った一言が
胸に突き刺さった。
「稲毛に帰って来なさい!」
三人の男子を育てる母親の持つ
不思議なエネルギーのせいか、
久しぶりに実家に帰った事もあって、
なかなか寝付けず、
地元に戻ることを本気で考え始めてた。
その後の5月まで、
私のブログに
新しい読者が増えたこと以外、
何も起こらない。
まさに嵐の前の静けさ
が続く。
妹の結婚が決定的となり、
これまで好き勝手に生きてきた自分を、
謝罪するつもりで、実家に帰る。
謝りついでに、
謝罪の気持ちを一戸建ての家に変え、
最初で最後の大きな買い物をして、
両親をあの世におくる役割が
自分のミッションだと覚悟が固まった。
その覚悟は、
両親と同居=結婚を諦める。
ということも同時に意味していたが、
不思議と素直に受け入れることが出来た。
タイミングとは不思議なもので、
大きな買い物に合わせて、
覚悟が念願だった車の買い替えにまで波及する。
単に悪い癖がでただけか、
唯一の道楽のつもりか定かではない。
自分の密かな野望は、
何も自分の子供じゃなくとも果たすことが可能で、
一瞬野望まで潰えたかに思えたが、
前向きに考えることまで出来た。
長い間一緒に時間を過ごした人の不可解な別れの後に、
これまた、
登場するコーチKの指南を
耳にしていたからか、
一切を棄てきる覚悟が出来たのかもしれない。
そんなこんなで、
巷を賑わした黄金週間が過ぎた、
梅雨入り間近の小雨が降る夜遅く、
事故が起きた。
運命という名の歯車が、
自分の全く想定していなかった方向へと
動き出したのだ。
後編に続く。