『恋妻家宮本』など
数々の映像化作品がある直木賞作家
重松清の小説を映画化した
「幼な子われらに生まれ」を観た。

再婚した中年サラリーマンが
現在の妻とその連れ子
さらに前妻と暮らす実の娘
そして新たに授かった命をめぐり
家族との関係を模索する物語。

主人公に浅野忠信
その妻を田中麗奈が演じるほか
宮藤官九郎、寺島しのぶらが共演。
監督を『少女』などの三島有紀子
脚本を荒井晴彦が担当している。

重松清が大好きで
渋めのキャスティングだけで
物語の基本情報も知らずに観たが
物語の設定がわかった頃から
浅野忠信演じる信と再婚相手の連れ子との
関係のこじれ具合が気になって
再婚相手の連れ子の気持ちを探っていくうちに
完全にハマってしまっていた。

親子とは血の繋がり以上に大切なものがあると
信じていただけに二人のやりとりはショッキングで
エンディングの雑な処理が余計に私のモヤモヤを
刺激してくれた。

様々な解釈のある物語なのかも知れず
いまだにとっても気になってしまっている。


あらすじ

再婚した中年サラリーマンの信(浅野忠信)は
2人目の妻・奈苗(田中麗奈)とその子供たちと
平凡でも幸せな家庭を築こうと努力していた。
だが、奈苗の妊娠をきっかけに
実の父親に会いたいと言いだした
長女が反抗的な態度を取り始め
父親としての信の存在を否定する。
長女を実の父親の沢田(宮藤官九郎)に
会わせる信だったが
現在の家族に息苦しさを感じ……。


出演: 浅野忠信、田中麗奈、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、水澤紳吾、池田成志、宮藤官九郎、寺島しのぶ
監督: 三島有紀子
リージョンコード: リージョンフリー(全世界共通)
ディスク枚数: 1
販売元: PONY CANNYON Inc(JDS) = DVD =
発売日 2018/02/21