「ホストの世界」 (沢村 拓也)
ホストをしていてふと聞かれた質問が次のようなものらしい。
「ブスには性格が良い子が多くて、美人には性格が悪い子が多いって言うけど、どう思う?」
という質問をよく聞かれるらしい。
確かに、自分もブスは性格がよくて、美人は悪い。
というイメージはあった。
きっとみんなもこんな疑問を持ったのは一度ではないはず。
以下にその沢村さんの答えがある。
色んな女をたくさん見てきて思うのは、
「美人はどんなに謙虚な態度をとっていても、自分が美人だという事はキッチリ認識している」
ということだ。
美人は、自分の言動(例えばワガママ)を男がどこまで大目に見てくれるかを、
経験上ちゃんと把握している。
これは性格が悪いというより計算高いだけだ。
昔からチヤホヤもされてきているし、
何より男に対して我慢しなければならない事がブスよりはずっと少ないから、
自分の思うままに行動できることが多い。
反対にブスは、美人に対抗できる手段が性格の良さしかない事は悟りきっているから、
本当はそうでなくても男の興味を引こうと思えば本能的に性格の良い女を演じる。
でも男はバカだからそれを見抜けない。
その演技込みの行動を見て、「ケナゲだ」なんて思ったりもする。
勿論本当にそういう性格の子もいることも否定はしない。
そう考えると、本当の自分を外に対してストレートに表現しているのは美人のほうかもしれない。
「どちらが性格がよいか?」
という疑問の答えにはならないが、
ビジュアル的な事から発生する「男からの取り扱いの違い」を起因として、
日常生活でより多くの演技をしているのはブスの方ではないだろうか。
だから、
「美人は性格が悪くて、ブスは性格が良い」 というよりは
「美人は生意気に見えて、ブスはいじらしく見える」 だけの話なのだ。
結局の所、ブスでも美人でも、勘違い野郎が一番救いがたいのだが。
普段生活していてほとんど関係ない内容であるが、
よくよく思えば疑問に思うことは多々ある。
しかし、それを解決しないまま、風の如くどこかに消え去り、また忘れた頃にやってくる。
そんな毎日の日常に、ふっと立ち止まらせてくれた一冊であった。
全然関係ないが、一昨年4月から就職した親友がこう言ってたのを思い出す。
「元ホストって奴が会社にいるんだけど、やっぱ上司に可愛がられるよ。
口が上手くて酒が強いんだよ。奴は」
そうなんだぁ・・・、ってその時は思ったね。
別にホストをやるつもりはさらさらないが(笑。
きよ