「きれいな言葉じゃ言えないけど」って
あなたは私を選んだ理由を話してくれた
何かに失敗した姿を見ても
嫌悪感がなかったって
それは自分にとって
決定的なポイントだったって
そう言われて
私にも思いあたる節はある
家に行くと
あなたはいつもトランクス姿だった
冬になると
それは
モモヒキ姿に変わった
恋をしたての頃に
あっけらかんとしたあなたの姿を見ても
何も変だと思わなかった
あなたの生活のワンシーンとして
自然に受け止めていたんだね
今も昔も気持ちは変わらない
どんな変な格好して
どんな変な癖を見ても
何の違和感も嫌悪感もない
二人とも他人には
特に
異性には飾ってしまうくせに
異性には飾ってしまうくせに
何も飾る必要がなかったね
どんなところも好き
だから
どんなことも
私にだけはさらけ出してね
今さら何を見たって知ったって
嫌いになったりはしないから
多分、ね















主人は高校の同級生のお兄ちゃんでした。
つまり義理の妹(Kちゃん)は同級生。
友達のお兄ちゃん、という出会い方だったので
異性という部類には入ってなかったんでしょうね。
どんなにだらしない格好をしていても
行儀悪くっても
全くなんとも思わなかった。
それが「自然」だったからね。
白馬の王子様をいつも追いかけていた私なのに
恋に落ちたのは、結局、そんな人















主人は高校の同級生のお兄ちゃんでした。
つまり義理の妹(Kちゃん)は同級生。
友達のお兄ちゃん、という出会い方だったので
異性という部類には入ってなかったんでしょうね。
どんなにだらしない格好をしていても
行儀悪くっても
全くなんとも思わなかった。
それが「自然」だったからね。
白馬の王子様をいつも追いかけていた私なのに
恋に落ちたのは、結局、そんな人
