君が寒いと言うから
僕は
着ていたGジャンを君の肩にかけたんだ
君のステキなワンピースに
僕のGジャンは随分ミスマッチだったけど
「あったかい・・・」
君ははにかみながら
Gジャンの襟を立てたよね

どこにも行くあてなどなかった
知らない町で
二人 待ち合わせをして
にぎやかな通りを並んで歩いたよね
限りある時間の中で
僕は永遠という魔法を信じたかったよ
「元気だった?」の君の問いかけに
僕はうなずき
「君は?」と言いかけて すぐにやめた

何かあったから僕を呼んだんだよね
何もないような顔して笑うけど
頼むから
ここにいるときだけは
そんな顔して笑わないで

引き寄せてしまえば抱ける距離
なのに君はこんなにも遠くて
僕はこのまま君といたいのに
君は 当たり前だけど・・・
彼のもとへ帰るんだよね

次の約束なんてない
いつ会えるかも分からない
そんな二人の姿を
行き過ぎる人たちは どんなふうに見ているんだろう
君が僕の恋人だったら 自慢して歩くのに
口笛吹いて 歩くのに

もう僕ら
会うのをやめたほうがいい
いつまでも大事な友達ではいられない
もう僕は
君を離したくはないから
だからお願い
これ以上 君を好きにさせないで
僕はそんなに強くない
君が思うほど
物分りがいい男じゃないんだよ



今日の恋愛詩のお祭り。
まだ続きます



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