この所詰めに詰めてウマ娘シリーズ見てきて、このシリーズの良さというのが少しわかってきて。実際の競走馬と奇跡のようなレースに、ありえない馬同士のライバル心や友情なんかを熱く加えて、作品化してる。そこにアイドル要素みたいなものも加えて昇華させて、一大コンテンツになってるわけですね。いや良く考えたと思うし、想像以上に面白いコトになっています。
これがその最新作、という事になるのだけれど。どの作品も、まぁ大体同じ展開にはなる。友情パートライバルパートからの、熱いレースという感じ。逆に、実際にあった熱いレース奇跡のレースに、どれだけフィクションの感動的なエピソードを加えられるか、がポイントなのかもしれない。以前の作でのサトノダイヤモンドのジンクスエピソードや、アドマイヤベガの双子の妹への思い的なエピソード、数々のケガを乗り越えたトーカイテイオーなど、よう描いたなと感心したものだけれど。今回はそこらへんがちょっと弱かったかな。メインヒロインのジャングルポケットが最強馬になるまで、数々のライバルと鎬を削って!は分かるけれど、どこまでもそこまでな感触でした。
ただ、作画はもんの凄い。レースのシーンはもう、ようこんな表現思いついて、実際に映像にしたもんだなと驚き。この作画だけで涙零れる感。制作はもしやTRRIGERあたりかな?と思うくらいの凄さでしたが、CygamesPicturesと。ゲーム屋さんがその技術使ってアニメ制作したって事なのかな、いや凄かった。作画で+A進呈。
あと一点ヒロインのCV、ボーイッシュでとても良かったのだけれど。作中「うおおおぉぉぉおおお!」みたいに叫ぶところが何度かあって、そこで声が出来れてなかったのがちょっと残念、というか痛々しい感じすら。相当喉に負担があったのでは。次期がまた来るかな?今度はリアタイでじっくり見たいと思います。