前作が前章、こちらが後章との事だけれど。いや前章じゃなくて序章、くらいな感じ。この割と複雑な作品の、ほんの障りだけが前章だったと思う。後章は初手から大ブースト、確か前作では無かった「PG12」が最初に示される。12歳以下は注意、って事だろうけれど、まぁ子供には見せない方がいいような気もします。
作画もすごいし、ストーリーも「感動!」ではないけれど胸に来るものはある。最後のシーンはやはり、何とも言えない虚無感と締め付けられるような気持ちになりました。ただ前章で大きく二つの??があったのだけれど、その一つは作中で示された「二人の全く違う過去」。それと「世界はどうなってしまうのか」なのだけど…
 
************以下ちょっとネタバレ************
 
前章の感想でちょっと書いたのだけれど、二人の過去はもしや…と思っていたら「あー、やっぱり世界線系かぁ」という感。友達の命を救うために、世界線を飛んでという設定。ただこの作品は、その事によって「世界が崩壊する」という流れになる。んで結局、世界はどうなったの!?という疑問が残ってしまった。東京は吹き飛んで、でも世界にはなんかヤバい赤いふわふわが飛び回ってたよね。あれも回収された?ん??あそこまで行ったら、もう世界全部吹き飛ばすかセーーフ!ってはっきり謳うかしてもらった方がスッキリしたかな。