「あれ?この作品、もうちょっと面白かったんじゃなかったっけ?」が素直な感覚。なんでだろう?と考えてみたら、今期は「下卑て凶悪な存在」のゴブリンが、何かスレイヤー側に一方的にぶち殺されまくる感じだからかも。前期では、冒頭に女性冒険者がゴブリンに殺されたり嬲られたりなんていう所が描かれたので、ゴブリンに対する悪感情を持つことが出来たのだけれど今期はそこらへんが薄い。ゴブリンわらわら登場→巣窟を見つけ出す→スレイヤーたち乗り込んでって片っ端から殺す→ちょっとピンチ→リザードマンとかドワーフ、女神官がなんか呪文詠唱して魔法みたいの使って勝つ。毎度このパターンで、何かハラハラ感もない。小さなエピソードがいくつか並べられてて、大きな流れも感じられない。最後の王女のあたりでもっと盛り上がるかと思ったけど、それも割とふわっと片付いたし。次期があるとしたら、ゴブリンスレイヤーの過去をもうちょっと深堀するなりしないと作品に深みが出ないような気がします。