滂沱 T_T

あー終わっちゃったなぁ「ゆゆゆ」。しかしこの三期、12話観たって感じじゃない。何か、もっとものすごい長い時間この作品に浸っていた気がする。膨大な物語、膨大な世界の中にどっぷり浸かった「ゆゆゆ」でした。感謝

 

この三期は、大きくみっつあると思う。
まずは前期の「友奈の祟り」からの大団円。あれをもう少し事細かに描いて、再構成された部分もあったみたい。「ああ一度天の神にぶっぱなされてみんな吹き飛んでたのか」とか、友奈を見つけた東郷さんとの会話内容とか、印象的だったのは「天の神への勇者パンチ」の瞬間。あの時の二人の槍の一撃は無駄では無かったのだ、というのが分かった所とか。あれ前期では割愛されてたよね。
もう一つは、「防人」たちの存在と活躍。勇者になれなかったけれど勇者になる為に修行した者たちを「防人」として、勇者に知られることも無く勇者を援護していたこと。そしてあの瞬間にも、大きく勇者に力添えしてたのだという事。彼女たちのエピソードも熱かった。最後の最後の「Team SAKIMORI」もぐっと来たなぁ。

そして何しろ「初代勇者」のエピソード。300年前に誕生した勇者たちが、初代勇者だけに受けた国民からの熱狂と屈辱。割と精神的に病んでいくところが描かれてました。ただこの時は満開システムじゃなくて、その場で血みどろになるような戦闘システムだったので、女の子たちが戦うたびにひどく傷つく姿は観ていて胸が痛みました。そして仲間との死別。私は命懸けで誰かと戦場を共にしたことなんてありませんが、「戦友を失う」というのはリアルにああいう気持ちなんだろうな、と若葉に同情させられました。

 

そこらへんの物語が見事に一つに編み上げられて、大きな物語が完結…いやまだまだ何千年も続いていくのかな。これ大きな原作があって、それをアニメ化したのね。これ相当制作した方々、ご苦労なさったんだと思います。心から感謝。ありがとうございましたっ!