すげえ。

「真面目にふざける」みたいなコンセプトで、ある意味ものすごくインパクトの大きい作品だった「トップをねらえ!」。ロボットが腹筋してたり女の子が鉄ゲタで特訓してたりと、観たときは色々滅茶苦茶で「ネタ作品」程度の認識で苦笑交じりに見たけれど。

それから16年後くらいに作られた本作品、きっと前作のオマージュ的な作品なのだろうと思ってたのだけれど。途中までは前作とは全然関係ない、新しいシリーズぽく描かれてました。宇宙怪獣と人類との闘い、という基本設定以外は。でもこの2までで、「トップをねらえ」という壮大な物語が完結してる。いやこの2で、全体に意味を持たせたというのか。宇宙怪獣って結局何なのか、地球はどうなってたのか。前作でも「完」で終わってたので、この2まで見越して作ったわけじゃないだろうから、これはものすごい事だ。作品中の言葉を使わせてもらえば「奇跡」に近い。

 

以下ちょっとネタバレ

 

この2はつまり、前作の1万2千年後って事だったのね。作品終盤、一気に前作へのリスペクトがあふれ出す感、凄かった。戦闘服があのレオタードぽいのになるし「うあぁぁああああ!」って胸のあたり引き裂いたり。前作でガンバスターが引き抜いた縮退炉を回収するようなシーンがあったりと、何とも胸熱。そして最後の最後、二つの赤い光が地球に舞い降りる所はもう、鳥肌が立ちました。

 

先にも書いたけど、ネタ作品くらいに思ってたけれどすごい作品でした。宇宙的な規模で言ったらアニメ作品の中でも随一じゃなかろうか(地球ぶつけようとしたしねw。あまりに油断してみてしまったので、また近日再視聴しようかなぁ。