「自分をすごく弱いと思っているヒロインが強く見せようと悶々するのだけれど、実は本人も知りえていない封印されたものすごい力を持っている」という設定はまぁ面白い。ただどのキャラも設定もなんかどっかで見たような気がするし、物語も内輪もめから隣国との戦い、みたいな感じに発展はするものの、なんだかスケールが小さくてこちゃこちゃしてる感。「死んでも魔法石だかの力ですぐに生き返れる」という設定を免罪符にして、割とばったばった人を殺してスプラッタな感じもなんだかなぁ。あと割りと中二臭いのも、気になったかな。
ただこの作品、雨宮天さんが何というか、また一段声優としてステップアップした気がしました。最初誰か分からなかった、ちょっと沢城みゆきさんぽいけど誰だろうと思ったらまさかの雨宮さん。これまで雨宮さんのキャラって(見える子ちゃんとかナズナとか)どうしてもアクアがチラチラしちゃってたんだけど、今回はキッパリ全然別人物。演じたのがリゼロのエルザみたいな、ちょっとメンヘラ入った殺し屋みたいな役だったからなのかもしれないけれど、ちょっと驚きました。声優さんすごい。