この作品、非常に「良く出来てる」と思いました。まず第一話でびっくり!これだけびっくりした「第一話」は過去なかったかもしれない。一話の最後「は?え??いやいや、マジ??」になった。まさかの展開。

そこからの展開もまた上手い。ヒロインの神楽と黄泉の二人がめちゃくちゃ戦ってるんだけれど、どうやら神楽は戦いたくない様子で、黄泉の方が一方的に恨んでる。一体どうなってんのコレ?から、神楽絶体絶命!の瞬間。話しは変わって、二人の出会いからの物語が始まって行く。ほう、過去は超仲睦まじかったわけだ。ここからどうしてあんな事に…と物語に引き込まれていく。すると段々と作品冒頭の状況に陥いるまでの展開が見えてきて、そういう事かと。仲睦まじかった少女二人が、徹底的にやりあうようになって行く流れは見ててホントに辛い。

ちょっとネタバレだけれど、結論黄泉が闇落ちする。黄泉の元に神楽がやってきて二人は姉妹のように生活を始めるんだけど、そこからの黄泉の境遇がえらい切なくて、そりゃ闇落ちもするわと。黄泉というキャラはとても可愛いし性格もとても優しいし、良いキャラなんだけど。それだけに闇落ちは非常に胸が痛い。何せ1話から主要キャラをどんどん殺したり痛めつけたりと、中々他には無い展開と設定を持った作品と感じました。