人間と人間と同じ心を持ったヒューマノイドと、心を持たないロボットが共存するという近未来SF作品。「そういった世界ではこういう事が起きる」的な事が描かれている。そして主人公の須堂光が色んなトラブルを裏の顔を使いながら解決する、という展開。令和版ブラックジャック?のにおいも少々。空気感はVivyとかPlanetarian~小さなほしのゆめとかプラスティックメモリーズとかっぽいのだけれど、なんだろうなんかテーマが良く分からない。ショートエピソードがオムニバス形式で描かれるのだけれど…。
昔ながらの鍛冶屋のおじいさん、後継者もいない。そこにロボットがやってきて、驚く精度とスピードでその技を習得してしまう。おじいさんも触発されて、もっと頑張るようになった。…で?
介護ロボットが小学校に来て、半年間人間と一緒に時間を過ごして心が豊かになった。…で?

こういった感じの、なんというかそこからなんかないの?的な物とか。

同性愛問題とか、教育現場の問題とか、正義の定義に関してとか。いやそれAIでなくても良くない?とかが割とある。

どうしてなんかこう、とっちらかった感じになったのかなぁと思ったら、原作があるのね。未読だけれど、濃い原作を12話くらいに収めようとして無理が出たりするのはよくある事。この作品も、そういう事なのかな。

 

あとなー、作品中のヒューマノイドは目が独特なのだけれど。まるでヤギ。なんであのデザインにしたんだろ。何か暗喩的な意味があるのかな。