この作品は始まった当初こそ、物語的な所やヒューマンドラマもあったけれど。私的に途中からはもう、リアルで超ド迫力の戦車バトルを楽しむ作品、になっていました。飛行機なら「荒野のコトブキ飛行隊」、船なら「ハイスクールフリート」(どちらも傑作!)、そして戦車ならこのガルパン!

 

本作品も、バトル自体は超ド級。まぁようこんな作画出来たもんだし、そもそも頭の中で描いて現実に描写できるもんだと、心から感心して楽しめました。ただ…今回は雪中での戦いがメインだったのだけれど、だからか「さすがにそれは…」がチラホラ。千社で地面に穴掘る?「あんこう破れ鍋作戦」とか、雪だからって戦車がゴロンゴロンに転がりながら撃ち合ったりとか「中の人ぐっちゃぐちゃになって死んでるだろそれ…」なシーン満載。

あと展開が速すぎてどっちの誰が失格になったのか、とかが分かりにくい。大体の展開を頭に入れながら、あとは大迫力のバトルを楽しむ!って感じで観ればいいのかな。あと最後がなー、ちょっと呆気なかったかな。かのvs黒森峰戦で、隊長同士の一騎打ち!最後お互い大旋回して砲身がビタ!っと相手を差したシーンはもう、鳥肌が止まらなかったものだけれど、あれを知っているとちょっと、物足りなかったかな。

 

さて準決勝も何とか勝ち上がり、決勝の相手も決定。あと二作で大団円となりますか。次作を楽しみに待ちたいと思います。