あーーーー、うーーーん。途中すんごい良くて、とても期待したのだけれど。最後の方のまとめ方はどうかなぁ、エモーショナルに行くのかお笑い絡めるのか。どっちつかずになっちゃったかなぁ、「惜しい」というのが直感。

 

過去にも「神」を扱った作品はたくさんある。「かんなぎ」とか「つぐもも」とかがぱっと思い浮かぶけれど、大体「神」はそこにいて、登場人物を導いたり宣託を述べたりする立場。これが「神」というより、宗教を扱うととたんにナーバスになる。とかく新興宗教を土台にして、神様とはこういうものであって、こういう風に信者を取り込んで・・となると中々に難しい。この非常に扱う事の難しい「神・宗教」をテーマに、12話でここまで仕上げてきたのは素晴らしいと感じました。


怪しげな宗教団体の教祖の息子、征人。次の教祖になるための「儀式」の最中に命を失って異世界転生。その世界には魔法も無ければ、神様という概念すらなかった。一緒に転生?した「神」ミタマだったが、信者を失い神力をも失っていた。征人とミタマは「カクリ」という村に暮らし始めるが、そこは皇国が人々を治め、必要とあれば「修正」として殺していく世界だった。この村と村人を守るため、征人はミタマに信者を集めて力を取り戻させ、この世界に「神」を取り戻す挑戦が始まる!

 

割とエロっぽいシーンも多くて、こんなに入れてこなくていいのになぁとも思ったのだけど。考えてみれば宗教とエロ(愛)は切っても切れない関係にあるなと。しからばこういう作りになっていても良いのかと納得。

基本設定も面白いし、征人のたまに見せるダーク感もとても良いw。ツンキャラがデレ落ちして、暖かく抱擁してやりながら「ニタァww」みたいのねw。作画もとても丁寧で綺麗、色彩もビビッドで目に刺さるし、キャラクター他デザインも秀逸。先に書いたようにどっち付かずっぽい終わり方だったけど、どうみても二期があるだろうからそちらに期待したいと思います。

 

ベルトラン可愛いよベルトランw でもちょっとダクネス臭がw。