デニー知事必勝へ総決起大会
高市政権が沖縄の戦場化を想定した軍備増強を進める中、「基地のない平和で豊かな沖縄」を未来につなぐかどうかが問われる県知事選(27日告示、9月13日投票)で、「沖縄を二度と戦場にさせない」と訴え、米軍普天間基地の早期閉鎖・撤去などを掲げる玉城デニー知事の必勝に向けた総決起大会が22日、同県宜野湾市内で開かれました。(関連)

(写真)知事選勝利にむけて頑張ろうと唱和する参加者。左から4人目は玉城デニー知事=22日、沖縄県宜野湾市
デニー知事は、3階席まである会場いっぱいに結集した約1650人の手拍子や指笛、コールが響き渡る中を舞台に登壇。冒頭、名護市辺野古の新基地建設ノーを貫いた故・翁長雄志前知事との思い出がつまった選挙の鉢巻きを身に着けていると紹介しながら、「みなさん初心に返りましょう」と述べ、揺るがぬ決意を示しました。
首里城火災やコロナ禍など困難を極めた危機対応を含め、県民の命とくらしを支えて幸福追求のために全力で疾走してきた2期8年を回想。自身が母子家庭で育ち、生活苦のなか授業料が免除されて高校を卒業できた生い立ちにもふれながら、「経済状況で進学を諦めるようなことなどがあってはいけない」と述べ、「誰ひとり取り残さない」と子育て支援などに力を尽くしてきたと語りました。
3期目に向けては、生活保護をはじめ制度からこぼれ落ちる人たちを支援するための基金の創設や、将来に向けた交通網整備を進めていくと強調。「そういうことができるのは平和だからです。平和を基本に生きることは当たり前の私たちの感性であり、未来の子どもたちへのうちなーんちゅ(沖縄の人)としてのプレゼントです。平和な経済、平和な観光をみなさんと確認していこう」と力を込めると、声援と拍手で会場は熱気に包まれました。
デニー知事の選挙母体「県民と歩む会」の野国昌春共同代表は、「沖縄の基地問題は全く改善されない中で、自衛隊の基地はどんどんどんどん強化をされている。こういう状況をやはり直し、沖縄から政治を変革していくためにもデニー知事3選を必ず果たしていこう」と呼びかけました。
子育て世代の女性ら4人が生活に根ざす要望や基地負担軽減、平和への願いから知事を応援しているとアピール。知事選と同日投票となる県議補選の高岡なおこ(島尻・南城市区)、照屋タイガ(うるま市区)両予定候補が決意表明し、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一、高良さちか両議員、連合沖縄の仲宗根哲会長、県労働組合総連合の穴井輝明議長も訴えました。
開会前には、沖縄を代表するロックバンド「紫」のドラマー、宮永英一さんがデニー知事必勝に向けて太鼓を演奏し、会場を沸かせました。石垣島では別会場が設けられ、オンライン中継されました。