「早志会」収支報告書 上脇教授が告発
高市早苗首相を支援する政治団体「奈良早志会」が政治資金収支報告書に虚偽の訂正をしたことは、政治資金規正法に違反するとして、同会の会計責任者ら2人を神戸学院大学の上脇博之教授が20日までに刑事告発しました。
高市氏を支援した「高市早苗議員を内閣総理大臣にする奈良の会」は、政治団体としての届け出をする前の2023年と25年、奈良早志会から計約210万円を超える寄付を受けたとされます。
奈良県警に提出した告発状で、上脇氏は「『奈良の会』の政治団体設立届は奈良県選挙管理委員会に提出されていなかった」と指摘。「(政治団体としての届け出前の政治資金の収支を禁じる)政治資金規正法第8条に違反する悪質な行為だ」と違法性を強調しています。
無届け団体だった「奈良の会」が高市氏も関わって頻繁に活動し、多額の寄付を受けていた問題は『週刊現代』(8月3日号)が報じました。「しんぶん赤旗」日曜版(同月23日号)の報道では、奈良早志会の会計責任者が7月24日に同会の収支報告書を大幅に訂正した事実が発覚。23年と25年の「奈良の会」への寄付を削除し、22~26年分の支出を加筆訂正していたことも分かりました。
上脇氏は「『奈良の会』が奈良早志会に発行した寄付の領収証もあるとし、支出の加筆について「『奈良の会』の支出を奈良早志会の支出だったと偽装し、虚偽の訂正がなされたに違いない」と述べています。