幹部要求応え2000万円支払い
議長経験者証言 車代、ゴルフ代名目
福岡県議会(蔵内勇夫議長)の議長ポストをめぐり、最大会派の自民党県議団幹部が、議長就任前の同党議員に多額の金銭を要求し、受け取っていた疑いが明るみに出ました。自民党を離党した議長経験者が記者会見で、県議会の豪華海外視察を引き「県民の税金がカツアゲ(恐喝)された。議員のカツアゲをただすべきだ」と証言したもの。海外視察問題を追及してきた日本共産党県委員会は、自民党県議団に真相を究明するよう求めています。

2020年から1年間議長を務めた吉松源昭(もとあき)県議は7日、18年に懇親ゴルフ代の名目で550万円、19年にも宿泊を含めたゴルフ代として1000万円を県議団幹部に要求されて渡したと会見で主張。ほかに料亭の飲食代や「お車代」を次期副議長となる県議と一部折半し負担するなど、約2000万円を支払ったとしています。
吉松氏は県職員が議長・副議長の政治資金パーティー券を組織的に購入していた問題を挙げ、「黙ってこの文化(カツアゲ)を認めてきたことが職員や県民にも及んだ」と告発の動機を語りました。一方で自身も議長就任パーティーで2000万~3000万円の収入を得たことを認めています。福岡県警に「犯罪捜査の端緒と考えている」と話を聞かれたとも述べました。
蔵内氏は「事実無根」と金銭の授受を否定。1000万円を要求したとされる中尾正幸副議長は、吉松氏が録音したやりとりの音声を「記憶にない」と一蹴しました。県議会は8日、全県議を対象に聞き取り調査を実施することを決めました。
共産党 真相究明求める
日本共産党福岡県委員会は9日、議長ポストをめぐる自民党県議団の金銭授受疑惑について見解を発表しました。
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議長ポストをめぐってカネが動いているのであれば、違法・脱法が強く疑われ、絶対にあってはならない大問題です。自民党による隠ぺいを許さず、何を原資にしたかなど、真相究明を強く求めます。
わが党は多額の公費を使った県議会の「海外視察」問題などを追及してきました。県政・県議会改革は来春の県議選で大きな争点となることは間違いありません。党をあげて、改革・刷新を求める県民の世論と運動と力を合わせ追及を強めていきます。

(写真)福岡県議会。後方が議会棟