市民が法案反対の院内集会

 自民党日本維新の会国民民主党参政党が狙う国旗損壊処罰法案に反対する市民の院内集会が22日、開かれました。主催は「日の丸・君が代」ILO/ユネスコ勧告実施市民会議。同法案が「憲法を規範とする民主社会を根底から変える」として、取り下げを求める決議を採択しました。

 日本共産党の畑野君枝衆院議員があいさつし、「国の恣意(しい)的な判断で処罰される危険がある。自由と権利侵害する違憲の法案の廃案に力を尽くす」と表明しました。社民党の福島瑞穂党首らが参加しました。

 同法案は「人に著しく不快または嫌悪の情を催させる方法」で「公然と国旗を、損壊、除去、汚損」した場合に2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金を科します。何が違法か極めてあいまいで、憲法が保障する表現の自由思想・信条の自由を侵害する危険があります。

 集会で、武蔵野美術大学教授の志田陽子さんは、「誰かの嫌悪感警察が身柄を拘束できる国にすることに道を開く」と警告。民主主義の前提である政治的表現の権利を規制すれば「デモなど人のつながりを断ち切ってしまう」と批判しました。

 一橋大学名誉教授の鵜飼哲さんは、高市首相らが同法案で改憲への突破口を開こうとしていると指摘。武器輸出解禁、国家情報会議設置などとともに「戦争できる国」につくり変えるための「治安維持法の現代版」だと批判しました。

 東京「君が代」裁判第5次訴訟原告の川村佐和さんがあいさつしました。

※「こんな無茶苦茶な処罰はしないだろう」と思われるかもしれませんが、本当の狙いは本丸の「改憲」にあると思います。