うさぎは砂漠を目指します。

サン=テグジュペリを目指します。



まず、たどり着いたところは
機械時計のような集落でした。

その集落の住人は皆、
精密な機械時計の歯車の様でした。


それぞれは決まりきった動きで大したことはしてないのに、

集落全体が最高の仕事をする…そんな不思議なところでした。


好奇心旺盛なウサギは機械みたいな集落の一部になってみたくて、

仲間に入れてもらうことにしました。


やることは毎日同じで、

単調で、

お馬鹿なウサギにもすぐに覚えられました。



しばらくは歯車の様な住人達に囲まれて、
素晴らしい仕事をしている気持ちのウサギでしたが、

みんなが頑丈で正確すぎて、

ウサギは心が削れていきました。


削れ過ぎて、ガタガタと音をたてるように心の軸が折れました。

理想としてたスムーズでカッコ良い仕事は出来きないと思いました。


恥ずかしくなったウサギは、その集落から逃げる様に旅立ちました。


機械仕掛けの様な集落の住人は、もうちょっと頑張れば出来る様になるのに…と、寂しがりました。



野山のみんなは心配でした。

反対する子も居ました。


ウサギはみんなに大切に育てられて来ました。

世界が厳しいなんて知りません。

みんなの心配なんて意に介しません。


ウサギの目は真っ赤に燃えています。


旅立ちの朝…

ウサギは誰にも内緒でこっそりと旅立ちます…











野山のみんなはウサギに内緒でひっそりと見送ります…


有るところに灰色の目をしたウサギがおりました。

好奇心旺盛で興味が湧いたら狼にも気付かずじっと見てる始末。

運動音痴けれども野山を駆け回るのも大好きでした。

おっちょこちょいなので、突っ走りすぎて崖から転げ落ちることもしばしば…。


…ダメなヤツですね。( ̄口 ̄;)


でもみんな、何故か彼は憎めません。(*´∀`*){狼ですら彼を守ろうと奮闘します。



ある時ウサギは旅に出ようと決心します。