さて、脱兎のごとく飛び出して、改めて砂漠を目指すウサギ。

“今なら亀にだって負けねぇぜ!”

って思いながらひた走り、

とある町に辿り着きます。






…亀さんばかりの町でした。



ウサギは、御先祖様のリベンジを果たすが如く、
うっかりその町へ乗り込んで行きます!。

もう既にそれが寄り道とも気付かない御先祖様譲りの集中力の無さで意気揚々と。



亀達は皆、徒競走の訓練中でした。

先祖伝来一族の使命!…とばかり猛特訓している亀達でした。

亀…










速い!。










ウサギ、どの亀にも勝てない。

…って言うか瞬殺。










ウサギ呆然…


しかし、何故走る訓練をしてるか知らない亀達は、

なんと親切なことか、

ウサギに秘伝の走り方を伝授してくれます。


ウサギも御先祖様の雪辱よりも、好奇心を押さえきれずに学びたがります。

悲しいかな種族と骨格の違いにより亀式走法の習得は出来ませんでしたが、

ウサギの中で亀に対する無意味なわだかまりは無くなりました。


ウサギは少し早くなった気のする走法で、

亀の町を旅立ちました。


亀達は町総出で応援と見送りをしてくれました。