第37話「黒いバンダナの戦士」


兄、ベルナルドの策略を不服に思ったフロイは、ヴィクトールと共に自ら試合を降りてしまいます。

代わりに出場したのは、ロシア代表候補なマリク、そして黒いバンダナを目深に被った謎の選手…。

彼を一目見たフロイは「そこまでやるのか…兄さん」と呟くのですが、やはり謎の選手の正体を見破ったのでしょうか?


選手交代の実況により、謎の選手はアース•イナームというのですが、アース=明日人、イナーム=稲森は流石にまんま過ぎですね。


ピッチに出たアースですが、縦横無尽の活躍で日本を苦しめます。

ですがそのプレーには違和感というか、見覚えが…。

ベンチの灰崎はすかさず、アースが明日人のプレーとそっくりだと気付くのです。

氷浦や万作の目の前で「イナビカリ•ダッシュ」、GKのりかの前では「シャイニングバード」と、明日人の必殺技を次々と繰り出すさまに、アースの正体は明日人ではないかと疑惑が上がります。

動揺したのりかはゴールを許してしまいますが、明日人の指差しポーズまでやってしまうアース、無言なのは何故なんでしょうね。


これで試合は1対2でロシア優勢で前半戦終わり。

灰崎はアースに、「明日人!これは何の冗談だ!?」と詰め寄るのですが、無言で手を振り払われるだけ。

剛陣先輩も明日人の目を覚まさせようと駆け寄るのですが、金雲監督に止められてしまいます。

「彼が稲森くんという証拠はありません」と。


析谷さんがアース選手の情報を調べるのですが、不明としか分からないのです。

氷浦は明日人が消えたのとアースが出たタイミングで、アース=明日人だと推理するのです。

万作は明日人がみんなを裏切ったことに戸惑うのですが…。


アースはMFなので、世界戦での明日人のポジションと同じなので、ますます疑惑は深まりますね。

後半戦に入り、氷浦や万作、そしてのりかがアースに説得します。

するとアースは頭を抱え苦しみだしたのです。

無言ではありますが、その呻き声も確かに明日人の声。これは…。

アースの反応を見た、日本のみんなは、明日人はオリオンに洗脳されているのではないかと疑うのです。


氷浦と万作はアース=明日人を洗脳から目覚めさせようと、呼びかけます。

またもや苦しみだすアースに、のりかが駆け寄ろうとすると、タツヤに「キーパーが持ち場を離れちゃダメだ!」と牽制されてしまいます。

正ゴールキーパーの円堂はよくゴールを開けてましたけどねw

まあ、違う世界線の話なのでオリオンでは一度もゴールを開けてないですけど。

それにしてもタツヤはDFをまとめるのが板についてきましたね。


ともあれ、アース=明日人の件で動揺しっぱなしの氷浦たちの懸念が、次第に他の選手たちに広がってるのを見て、風丸さんは打開させようと、野坂にボールをパス。

一星と共に突破口を開こうとしたところに、ロシアチームにはベルナルドの新たな指令が。

「野坂と一星を潰せ」と。

ロシアの選手たちは、またもや小細工したイレブンバンドで、オイルを撒いて一星を転ばせたり、針で攻撃。

…イレブンバンドはスポンサーメーカーの玩具なんですが、こりゃタカラトミーもビックリの使い方ですねw

オモチャが泣いてるよ!!

しかもアースに至っては、野坂にイレブンバンドで電撃を浴びせる始末。

スタンガン機能まであるんですか!

「誰よりもサッカーを愛している明日人が…あんな卑怯なマネを…!」

と氷浦は驚愕するのです。


動揺しまくりなみんなですが、ここで動いたのは小僧丸です。

なんと、アースに対して、ファイヤトルネードの動きで空中からボールをぶつけたのです。

…サッカーボール療法だー!!!

そんなところまで、豪炎寺に寄せてくるんですかw

アースが倒れてしまったので、小僧丸はラフプレー扱いとなり、レッドカードが出されてしまいます。

レッドカードはクロノストーンでベータが食らった過去がありますので、通算2回目ですね。


退場になってしまった小僧丸に、万作たちは詰め寄るのですが、「あいつの存在がみんなの気持ちをバラバラにした。だから俺は邪魔者を排除しただけだ」と答えるのです。

「お前ら、なんも見えてねえんだな」とも言ってるのですが、みんなが気がついてないことに小僧丸だけが分かってるようですね。


負傷したアースの代わりにラスカーが入ったロシアですが、日本は失格退場の代わりには入ることができません。

10人だけで後半戦を戦うことになるので、あまりにも不利なのですが…。

ベルナルドの狙いは、日本チームを排除することにあったので、どんな卑怯な手を使ってでもロシアを勝たせることだったようです。


残り時間5分を切り、お互い疲れの見える状況ですが…。

同時刻の別会場ではアメリカとスペインの試合が行われているのですが、現時点での勝敗は、ロシアが1位で、日本とアメリカが2位。

日本が1次リーグを突破するには、最低でもロシアと引き分けに持ち込まなければなりません。

ここでアツヤと坂野上、そしてオサーム様を剛陣とアフロディ、そして灰崎と交代。

一気に攻撃型の陣形に変えてきましたね。


フロイ退場の後キャプテンを任されたユーリーは、日本を負かすために得点差を広げなければならなくなり、焦りを見せます。

そこですかさず一星が、彼が昔からプレッシャーに弱いことを知っていて、隙をつくのに成功します。

一星から野坂、そして灰崎に渡ったボールは「シャーク•ザ•ディープ」でゴール。

つまんだかと思ったらサメに食われましたね、ゴーラン。

2対2の同点となり一気に逆転のチャンス到来です。

ですが、ボールがアフロディに渡った時、遂にユーリーがイレブンスタンガンバンドを発動。

次々に日本チームはスタンガン攻撃にやられてしまうのです。

躊躇していたマリクも剛陣先輩に電撃。

ヒドイなぁ……。

マリクはオリオンがヒドイ攻撃をすることに、胸を痛めます。

明日人と仲良くなった時は、あんなにオリオンの良さを話していたマリク。

もしかしたら、彼がオリオンを離れるキッカケになるかもしれませんね。


遂にゴール前に上がってきたロシアを、タツヤたちDF陣は意気をあげて迎え撃ちます。

ですが、再び必殺タクティクス「オーロラウウェーブ」に乗じて、今度は催眠ガス攻撃を仕掛けてきたのです。

ヒドイレベルが上がってるじゃないですか!

しかも、ゴールポストからも催眠ガスが吹き出して、のりかを襲います。

ヒドイの極みですねぇ……。

マリクが「ダブルヘッド•イーグル」を撃ちますが、ガスにやられたのりかは、必死の「マジン•ザ•ウエーブ」を破られてしまうのです。

2対3で日本はロシアに敗北してしまうのでした…。


のりかは円堂に「ゴールを守れなくてごめんなさい」と謝るんですが、ここ、円堂が動けないのりかをおぶって上げてるのが良いですね。

他のみんなも散々な目にあって、マネージャーのつくしが「こんなのサッカーじゃないよ」と言うのが、なんだか無印を彷彿とさせるセリフです。

予選の結果はアメリカとスペインの結果待ちになってしまったのですが、どうなることやら。


マリクは倒れたアースに「大丈夫かい?明日人」と仲間から酷い仕打ちをされたことを気遣います。

ですが「違うよ。彼は俺にケガさせないように手を抜いた」と答えると、アースは目元を覆っていたバンダナを自ら取り去ります。

バンダナを取ったアースは、明日人とは似ても似つかぬ顔だったのです。

えっ?

戸惑うマリクに、「僕はルース•カシム。稲森明日人の代役だ」と、アースならぬルースは打ち明けたのです!

明日人かと思ってたけど、別人でした〜。

しかし、ルースの顔はどことなく新条に似ているのです。

しかも明日人と全く同じ声なのを考えると、もしかしたら彼は、新条と明日人とはなんらかの関係があるのかもしれません。

そして、小僧丸はアースは明日人ではない別人、と言うことにも気付いていたのです。

行方不明になった明日人はどこか別のところに寝かされているようで…。


とりあえず、主人公闇落ち展開にはならなくて、正直ホッとしました。

やっぱり後味良くないですからね…。

ロシアのやり方はホント汚いんですが、次回の予告を見ると、それにも何か深いワケがありそうなのですが。


新しいEDですが、イナズマ初のオール男声ED曲なのは新鮮です。

今度はファンタジー路線ではなく、ジャージ姿でオフショットな格好のみんなです。

離脱中の鬼道さんや不動、吹雪士郎もいるので、彼らのファンの方も安心ですね。