第47話「最終決戦の日 それは始まった」


決勝のロシア戦を前にそれぞれの想いを馳せるイナズマジャパンの面々。

ですが、明日人は新条が、本当の自分の父親という事実を抱えたままなのです。

練習グラウンドでは、円堂と豪炎寺、そして風丸さんが揃って、明日の試合への意気込みを語っています。

鬼道さんが居ないのは、やっぱり心残りなんですね。


モスクワのメインスタジアムでの決勝戦。

そこには、スペインやイタリアやブラジル、そして中国、アメリカチームなどの今まで戦った代表チームのみんなも見守っているのです。

雑誌記者の紀村さん、イリーナが魔女だということを知っているので、オリオンの過去についても色々知ってそうですね。


ロシアチーム、フロイがFW、ユーリがGKのポジションなので、対日本用にフォーメーションを変えてますね。

ルースは本名でチーム入り、マリクもFWでスタメンです。

日本はGK円堂、DFが万作、ゴーレム、タツヤ。

MFが氷浦、一星、明日人、野坂、FWがアツヤ、剛陣、ヒロト…と意外にも灰崎と風丸さんがスタメンじゃないです。

子文がとびきりの助っ人について金雲に訊くのですが、どうも来るのが遅れてる様子?


一方、オリオンの本部に侵入している新条と士郎は、不正のデータを探っています。

秘密保管庫へ向かう彼らは謎の警察官に誘われますが…。


遂に試合が始まりますが、ルースがいきなり「イノセント•ドライブ」を撃っしたり、ユーリが「ツーマンデ•ゴラン」を出してるので、他の選手の必殺技も使えるようですね。

一星とフロイは、お互い正々堂々と決着をつけることができて、相当嬉しそうです。

どちらも一歩も譲れない、良い戦いだったのですが…。

それはイリーナが許しません。

彼女がスイッチを入れた途端、フロイをはじめ、ロシアチームの選手たちに異変が。

まるで、心の無い人形のように、それでいてラフなプレーを始めたのです。

フロイは「ダブルヘッド•イーグル」で先制点を奪取。


新条と士郎は、謎の警察官に裏切られて逮捕されそうになりますが、そのピンチを救ったのは、スコーリオでした。

実は、彼は現地ガイドではなく、その正体はインターポールの捜査官だったのです!

同じくガイドのメラーニアも、金雲のガールフレンドのナターシャも、スコーリオの仲間だったのでした。

因みに、本来インターポールは捜査官的な役割を担う事はないので、銭形警部のような役はフィクションなのですね、実は。


野坂と析谷さんは、ロシアチームは催眠暗示にかかっているのではないかと見抜きます。

一星はフロイのそばで大声をあげることで、彼にかけられた暗示を解こうと苦心します。

そのことでロシアチームのイレブンバンドから出た音が暗示をかけていると分かったのでした。

イレブンバンドをハッキングする析谷さん、もうなんでもアリですね。

ですが、超低周波音で流している「カルメン」の曲を、ハッキングで止めたのはいいですが、一度かかった暗示は解けることはなかったのです。


フロイたちがラフなプレーで、次々とボールを打ち続け、みんなは倒れ、とうとう円堂までが倒れてしまいます。

…なんか、既視感のあるシーンですね。

「この痛みは、あいつらの心の叫びだ。絶対救ってやるからな!!」と円堂は立ち上がります。

「言葉にならない気持ちを受け止めるのが、仲間ってもんだ!」

その言葉に勇気付けられ、みんなも立ち上がるのです。

円堂はボールを掲げると叫びます。

「みんなー!サッカーやろうぜ!!」と。

その言葉が呪文のようにロシアチームのみんなの心に響き渡るのです。

…いやいや、エイリアルートじゃなくても、円堂の逆洗脳は健在でしたw

我に帰ったフロイたちは、再び気持ちのいいプレーを始めるのでした。

フロイの「ダブルヘッド•イーグル」を円堂の「ダイヤモンド・ハンド」で止め、剛陣の「ファイヤレモネード•ライジング」で1対1の同点に戻します。


試合展開に苛つくイリーナの元に、不正事実を突き止めた新条たちは、彼女の陰謀を問いただします。

イリーナは咄嗟に、スタジアムにサイレンを流すのですが……。


今回はやっぱり円堂の逆洗脳シーンにつきますね!

流石は円堂教祖さまですわ…。