第38話「オリオンの真実」
黒いバンダナの選手は明日人ではなくルースと名乗る少年でした。
灰崎、すっかり騙されてましたね。
万作と氷浦に呼ばれて苦しんでいたのも、演技でした。
マリクに自分は「オリオンを倒すために立ち上がった革命軍の1人さ」とのことなのですが…。
革命軍とは一体?
ロッカールームではロシアに敗北したことで暗澹たる雰囲気ですが、そこへ日本の決勝進出が決まったとのニュースをマネージャーたちから聞きます。
勝ち点の差だったんですね。
ともあれ、勝ちあがったことで喜ぶみんな。
スペインとアメリカは2対1の試合結果だけど、クラリオは日本チームに後を託すと言ってるので、この2チームはここで敗退なんですね…。
無事だった明日人ですが、ベルナルドの指示でマインドコントロールされる一歩手前だったところを、新条に救われたようなのですが、医師に催眠スプレーを浴びせるとか、ちょっとやり方が強引ですねw
と言うか、それは前日だったのにベルナルドには分からないままだったのか。
合宿所では、攫われた明日人について話し合っていると、当人があっさり帰ってきます。
小僧丸とのりかの姿が変わってることをスルーして、「来てたんだ?」と言うのには少々違和感ですがw
明日人は攫われてからの出来事をみんなに話すのですが…。
新条に事情を尋ねた明日人は、偽の稲森真人はオリオンのエージェントだったと知ります。
そして、オリオン財団のあらましを聞かされます。
フロイとベルナルドと父親であるロシアの資産家ヴァレンティン•ギリカナンがサッカーを貧しい少年達に広めていた頃、新条は彼について活動していたこと。
ヴァレンティン亡き後、オリオン財団を継いだベルナルドが金儲け主義に走ってしまったこと。
新条はオリオンを変えようとして、イナズマジャパンを利用していたらしい。
一星をジャパンに送り込んだのも、オリオンのやり方を知らしめることと、一星自身の救済のために新条が企てたのだと。
当然、金雲監督も、裏で新条と繋がっていたらしいのです。
そして、吹雪士郎もまた妥当オリオンの1人だと、明日人の前に現れたのです。
今の士郎はオリオンの訓練生に化けて不正を調べているそう。
士郎と新条が組んだのは、客船での壮行会の時なのか、それとももっと前なのかな?
いつのまにか新条に賛同してたみたいですが。
明日人は試合を勝ち進むことで、オリオンに反旗を翻すと新条に違うのです。
一方、一星はフロイと2人、話し合うのです。
遠くからこっそり?野坂が様子を伺ってますが、西蔭は居ないので1人だけで行動してるんでしょうか。
兄のベルナルドに逆らったことを悔いているフロイですが、一星は自分がオリオンが目的のためなら手段を選ばないと告げます。
フロイは病気がちだった幼い頃に、父からサッカーを勧められたことを思い出すのです。
父•ヴァレンティンが目指した、貧しい少年達にサッカーを広める行動はベルナルドも継いではいるのですが、彼に逆らうとそれも閉ざされてしまうことにフロイは悩むのです。
一星は、「オリオンとサッカー、両方を救う道を探すしかないよ」とフロイに言うのです。
フロイは元からオリオンに革命を起こそうとしているのですが、それは簡単なことではないと分かっているからこそ、一星に悩みを打ち明けたようです。
フロイの戦いはどんなことになるのか、今後を見守りたいですね。
しかし、一星とフロイ、いい親友同士ですなぁ。
キャンプに戻る前、明日人はマリクと再会し、「オリオンのサッカーはマリクがやるべきサッカーじゃないよ」と告げるのですが、マリクは放っておいてくれと返すのです。
マリクもまた、オリオンのやり方には疑問があるのですが、どうしようもないと感じているよう。
そこへ現れたのはフロイです。
オリオンへの恩義で苦しむマリクに、フロイは闇に侵食されたオリオンを救うのだと諭すのでした。
「僕らはオリオンを射るアルテミスの矢になって、その闇に染まった心臓を射抜くんだ!」と。
これにて、マリクも革命に賛同すると決めたのです。
心強い仲間ができましたね。
どうも、やっぱり、明日人の父親は新条っぽいんですが、隠しているのは明日人の為になんでしょうか?
あと、結局、明日人がロシア戦には出なかったので、OPは詐欺だったことが確定してしまいましたねw
今後の方向性がはっきりしたので、決勝リーグがどうなるか。果たして…?