【理解ではなく、心が働くまで実践し続ける】 | Live with Max.

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世の中のあらゆることは、人間関係に行きつく。
そんな視点でいろんなことを考えながら書いています。

札幌生活を終え、秋田の自宅に戻り

1週間ほど経過。

 

時間を持て余すかなぁと

思いきや、自然と「考える」時間が

増大する。

 

今の自分がどんなことに影響を受け、

作られてきたのか。

今の自分の課題はなんだろう。

今後どうしていこうか。

 

そんなことを振り返ってみた。

 

自分にとって特に影響が大きかったのは

30歳代で出会った2つの書籍から得た

考え方。

 

フィリップマグローの

「Life Strategies」

邦題

「史上最強の人生戦略マニュアル」

 

”他人に自分の感情を支配させてはいけない”

という考え方。

 

アドラー心理学の

”課題の分離”

物事を他者がどう捉えるかは

他者の課題、自分のではない。

 

そこに介入しようとするから

おかしなことが起こる。

苦しくなる、といういもの。

 

細かく説明すると

もっとたくさんの要素があるが、

以上の2つが僕に与えた影響は

大きかったと思う。

 

これらの思考は数年かけて、

僕の中に深く腹落ちし、実践してみて

染み込んだ。

 

当時のことを、このブログでも

結構記録していたような気がする。

 

 

要するに、

----------------------------------------

あなたは、あなた。

わたしは、わたし。

 

あなたの感情にわたしは

巻き込まれない。

----------------------------------------

 

ということ。

 

この考え方が身についてから

僕は変わることができた。

 

他者の言動に対して

自分が反応的な態度をとることが

劇的に減少し、受け止めることが

できるようになった。

 

これは、これで本当によかった。

僕の人生にとって確実にプラスだった。

 

でも、最近になって

新たな課題に気づきはじめた。

 

他者に腹を立て、

批判したりしている人を

見ていると、こんなことを

思ってしまう。

 

「この人、苦しいだろうな。」

 

そんなことを思う自分がいた。

 

ちょっと、人を見下している

というか、上目線に感じられて

しまうかも。

 

でも、それを自分の中で思うだけ

ですから。

当然、相手にそんなことを

言ったりはしない。

それは相手の課題。僕のではない。

そこに介入するから人間関係が

おかしくなる。

 

ずっとそこで満足してれば

よかったのだろうけど、

僕はだんだんと、逆方向に

進み始めてしまった。

 

他者に対して感情的になったり、

批判ばかりしている人を見ていると

その人のことが気の毒に思えて

しまう。

 

「この人、苦しいだろうなぁ」

「でも、自覚していないだろうなぁ」

 

って。

 

そして、

人のことを、あーだこーだと

毎日、言っている人が

周囲にいると、心が疲弊する。

気が狂いそうになってしまう。

そんな状態になってしまいそう。

 

ガス抜きレベルで

たまに話す程度なら全然いいんだけどね。

「わかる、だよねー」って。

 

自分自身の考え方、生き方を

磨くために身につけたことが、

自分だけでなく、「人として」の

スタンダートのようになっていた。

とんでもない勘違い。

 

自分が良いと思ったことは

自分の中で完結させればいい。

以前はそう考え、実践することも

できていた。

 

でも、いつからか

それを他者にまで当てはめようと

してしまうようになり、

それによって自分が苦しくなっていた。

 

 

結局、振り出しに戻っているという。

 

何かを「学ぶ段階」に自分を

ゼロにすることはそれほど難しくない。

 

でも、もっと大切なのは

「実践の段階」でも、

ゼロであり続けることだなぁ。

 

自分を振り返り、

改めてそんなことを思った。

 

学んだことを軸にして、

他者を見るのではなく、

常に自分に対してその視点を

持ち続けるだけでいい。

それが健全だろう。

 

健全な向上心を持ち、

穏やかな心で生活していきたい。

 

改めてそこに立ち返り

やり直していこうと思った。

 

「頭で理解」していたことが

実践を伴い「腹に落ちる」こと。

 

この2つは、まったく違うなぁ。

頭で理解するというのは、

ただの記憶にでしかない。

それが実現できるよう、

心が働くまで

実践を大切にしていきたい。