【ハードワークとの向き合い方】 | Live with Max.

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 先日のハードワークの記事について、今月から復活したクリック投票へ、さっそくコメントをいただきました。


『たしかに、「長時間労働=悪(ブラック)」と決めつけるのではなく、それが必要な時ってのもありますよね。それが慢性化するのは良くないというのは確かにその通りですよね。わたしの職場がまさにその状態だと思うのですが、でもそれを変えられるような雰囲気でもありません。どうしたらいいんでしょう?』


 ちょっと修正していますが、だいたいこんな感じのコメントをいただきました。Mさん、ありがとうございました。

 目的もなく、そんな状態になっているなら、絶対に誰かがそれを変えようとしなくてはいけないと思います。そういうことができる空気じゃないってのが問題なんでしょうが、潜在意識まで長時間労働が良いことだと思っている人なんているはずありません。

 
 僕の同僚には、働き過ぎにすごくうるさい人がいます。「ダメだよ、18時以降仕事しちゃ!」「内海さん、その日休みでしょ!」とか、まぁ色々言ってくるわけです。
 
 以前、全国をあちこと移動しながら研修を行わなくてはいけない状態が同時多発して、他のやらなくてはいけないことへ全く手が回らなくなった時がありました。

 その時も、その同僚から「ダメだよ!」って言われ。そんなこと言ったってどうしろってんだ?って思いながら聞き流していた時があったんですね。でもね、ある時僕にこう言ってきたんですよ。

 『内海さんは、研修ばっかりで全然他の自分の仕事できないから大変だよね。』

 なんだよ、分かっててくれてたのかwまぁ当時研修も僕にしかできない役割だったので、それも自分の仕事だったんだけど、他の事へのレスポンスが遅れてしまう状態だったんですね。それをなんとか時間でカバーするみたいな。
 そのことを分かってくれてるのかと感じただけで嬉しかった。当時上司も、僕のそんな状態についてやきもきしている部分が少しはあったはずだが、一度も口を挟まれることはなかった。

 そういったことに気づいた時に、自分自身がなんとかしなくてはいけないと初めて本気で思えたんですね。


 おそらくその同僚がいなかったら、上司が僕の状態に口を挟まず任せてくれているのかなぁと思うことも、現状を克服しようと向き合うこともしなかったかも知れない。そんな経験から今の僕が言えることは、


『ハードワークの慢性化は、問題を克服しようというスキルが身につかない』

ってこと。そういう人は、仕事をすればするほど、いつまでも自分だけが忙しい状態から抜け出せません。
 慢性化ってのは、良いとは思っていないにしろ、それに対する問題意識も弱いわけですよね。キツさに負けてただ単純に嫌気がさしてしまうだろう。

 そんな環境を我慢できる忍耐力ではなく、苦難に対してきちんと向き合う意識かなぁと思う。そうでないとスキルも磨かず、実績もださず、ただ文句を言って辞めていくだけになってしまう。
 
 だから誰かが問題意識を持ち、言葉はどうあれ「ダメだよ、そんなに仕事ちゃ!」とか「さぁ18時だ帰ろうっと」と言いださないといけない。
 せっかく会社がノー残業Dayを決めてくれているのに、上司が朝礼や仕事の合間をみて「さぁ今日はノー残業Dayだからねー」と監視しなくては意味がないのと似ていると思いません?

 はじめは「じゃぁ、仕事放置していいのかよ?」とか思われるかもですが、この状況を克服するにはどうすれば良いかを考えてこなかったことに気づく人がもしかしたらでてくるかも知れない。誰かがやらなきゃずっと慢性化ですよね。

 しかしその一方で、相手の状況や立場を理解していることも分かるような言動があれば良いと思うのです。気持ちをくんであげるだけでなく、何か頼まれたことがあったら、スピーディに優先して協力してあげるとかでも良いですよね。

 Mさん、いかがでしょうか。難しい問題ですけど、何かできることがあると思います。



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