【最優】 | Live with Max.

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世の中のあらゆることは、人間関係に行きつく。
そんな視点でいろんなことを考えながら書いています。

『ほけんの窓口グループ』という来店型保険ショップを展開する企業をご存知でしょうか。

 来店型保険ショップは、消費者が自ら足を運び、複数の保険商品の中から自分や家族にあったものをオーダーメードで選ぶことができる。
 保険って色んな商品があるから、どれが本当に自分に必要かを判断するのってとてつもなく難しいと思うんですね。それを僕らと一緒になって真剣に考えて、様々な保険会社の商品の中から一番適したものを提案してくれるのが、『ほけんの窓口』なんです。

 僕の周りでも、自分でネットで調べて申し込んだり、保険会社の外交員さんに相談して決めた保険内容を『ほけんの窓口』で見直してもらったら、保障内容や支払金額が驚くほどお得になったという人も少なくない。

 『ほけんの窓口グループ』は、保険流通の多角化のために地方銀行とのアライアンス事業を展開していることでも注目を浴びるなど、独自の戦略と理念により来店型保険ショップの圧倒的最大手の企業となっている。
 ググってみると、バンカシュアランスは2001年に日本では解禁されたらしいが、欧米では大きく認知されており、フランス、スペイン、イタリアなどでは生命保険の6~7割は銀行窓口販売によるものだという。

 秋田では北都銀行との提携により銀行窓口での保険契約を、地域の人々に普及させることで大きな貢献をしている。保険契約による年間収益は3億円で、銀行アライアンスパートーナーのなかでは最も大きな成果をあげているという。つまりそれだけ、多くの地域住民から支持されており、大きな安心と価値を提供し続けている証拠だといえよう。


 いったい何の話かと思われるかもしれませんが、実はこういう本を先日いただいて読んでみたので、思わずご紹介したくなりました。

「最優」へのあくなき挑戦(IN通信社)
著者:鶴蒔靖夫
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 さて、僕は別に保険に興味があってこの本を読み始めたわけではないのだが(その理由については、別の機会に)、読み進めていくうちに、保険よりも ほけんの窓口グループ株式会社会長兼社長の窪田泰彦氏の事業に対する哲学におおいに刺激を受けた。

 『人が人に対して100%生産活動を行う「人的装置産業」』
 『人を鍛える以外にない』

 という言葉。つまり顧客はどんな商品かよりも、自分が誰(どんな人物)から買っているのかが重要であるという視点。商品と消費者を結ぶ人間が、どれほど大きな影響を及ぼすのかということ。

 教育事業のために会社資源の多くを社員研修に投入し、新入社員は専用の研修施設でユニークで非常に厳しい研修を2ヶ月間受け、保険の知識と『最優』の精神を学ぶことに費やすという。最優とは自分や会社ではなく、お客様の物差しで全てを判断することを基軸とした窪田氏の経営哲学。

 こんあ言葉が紹介されている。

『人はあらゆる施策にかかわってきます。経営者は人にどれだけ予算と時間を使えるか。資本をどれだけ投下できるか。そこが問われているのです。』

 『私は、経営資源を最大限、人に注いでいくつもりです。この先も長く生き残っていこうと思ったら、人を鍛える以外にない。すべての企業は、①自分の強みをどう確立するか、②競争優位をなにでつくりあげるか、③他社との差別化を何で図るか、の三点をテーマにしています。
 われわれはそれを”人”で追求していきます。具体的にいうと、優秀な人財の確保と、教育・研修の充実の二点です。これができたら、競争の中でまけることはありません。そこが私のいちばんこだわるところです。』


 このような同社の教育について著者の鶴蒔靖夫氏はこう述べている。
 『社員一人ひとりを、しっかり魂のこもった人財に育てあげるために、現役のトップクラスの社員を研修所へ送り込み、目先の店舗の売上を度外視しても指導にあたらせる。常に一年後、二年後に照準をあわせた高度な教育戦略といえよう。』

 たしかに。さらにFCの新入社員や、銀行の保険担当者も、専用施設にて2ヶ月間の研修を受けることを義務化しているという。

 『FCのオーナーからすれば、1日も早く窓口に座って募集をはじめてほしいというのが本音ですが、私たちは研修期間と内容に関して一歩も譲りません。』窪田氏はそう断言している。

 経済性優先の考え方では、常にいっぱいいっぱいになってしまうことだってあるから、人財を育てるのことがどれほど重要であるかは、どんな経営者でも分かっていることだと思う。しかしそこに時間とお金を妥協なく費やすことは、そう簡単にできることではない。相当な覚悟がなければできないことだと思う。

 さて、同社の教育・研修体勢について本の内容を要約しながら書き上げたが、僕がこのことに刺激を受けた理由はその体勢の根底となっている考え方。『最優』というお客様の物差しで全てを判断するという精神にはじまる、社員のマインド設定を重視しているように感じる部分。

 『人間力』という言葉に置き換えることができるのではないだろうか。

 それはフィットネスクラブ業界にとっても大事なこと。そう共感した。充実した設備の施設、優れた知識と指導力をもつトレーナーが揃っていること、つまり良い商品とサービスがあるということは必要なこと。

 でもそこには、いつも礼が整っていて、公平な優しさを持ち、目の前のお客様と良い人間関係を築こうとするマインドを持ち、それを行動に表せる「人」が介在すること。それを通してこそ、お客様から真の評価をいただけるのではないだろうか。僕はそう思う。色々な視点があるとことは承知しているが、そう信じなくては、さみしいじゃないか。そんなことを考えながら読み返していた。

 ところで、僕がこの本を読んだきっかけは、北都銀行が紹介されているからというわけではない。保険業界や『ほけんの窓口グループ』について興味があったからでもない。別な理由があり読んでみたら、たまたまこんな刺激をいただける内容があったということです。

 また改めて、『別な理由』についても書いてみたいと思います(たぶん...)。
 

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