僕がリビングで持ち帰った仕事をカタカタ
と片付けていると、妻がテレビをつけてミ
ヤネ屋を見だした。
いつもなら集中するためにパソコンを持っ
て別な部屋へ移動するか、ネットカフェへ
と出かけるのだが、ふとテレビに目をやる
と、そのまま見入ってしまった。
その時の番組内容は、東貴博さんと安めぐ
みさんの結婚式の模様。
僕が見入ってしまった理由は東さんが母親
へ『表彰状』を読み上げていることへ興味
をひかれたためだった。
母親へ表彰状かぁ・・・
感謝の気持ちを述べるのには、面白いやり
方だなぁ。最初はそんな気持ちで見ていた。
母親に対する感謝の気持ちを述べながら、
徐々に感極まっていく東さん。
そして最後に今まで素直に言うことが出来
なかった言葉として、ありがとうを連発す
る。
『ありがとう、ありがとう、ありがとう、
ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・』
何度も繰り返しながら涙を流す。
しかし、僕が心を打たれたのは、東さん
の次の言葉だった。今度は謝る。
『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、
ごめんなさい、ごめんなさい、・・・・』
何度も何度も謝る。
東さんは、今までの、母親へかけた迷惑や
心配などを懺悔していたのだろう。
自分がどれだけ母親に愛され、助けられて
きたのか。
自分がどれだけ、母親へ心配をかけ、悩ま
せたりしていきたのか。
そして自分はそんな母親へ、その恩返しを
してあげられているのだろか。
42歳の男が母親の前で大泣きしながら謝
るとすればこのようなことを考えていたに
違いない。
僕も自分の両親のことを想い、思わず涙ぐ
んだ。
僕は自分も両親にはとても感謝している
つもりでいた。でもそれは薄っぺらい感謝
でしかないのではないだろうか。そんな
気がしてならなかった。
感謝しているといいながら、僕は両親を
自分と同じ目線で見ている。ついこの間
も、些細なことから『あんたにそんなこ
と言われたくないよ』ということを考え
てしまうことがあった。同じ目線ではな
い、むしろ下に見ている時もあった。
だが、東さんを見ながら、親がどれだけ
必死に僕を大切に育てきてくれたのか、
そんなことを自然と考えていた。
すると僕の頭に浮かぶのは、自分がとっ
てきた悪態や暴言、そしてかけ続けてき
た数々の苦労と心配。今まで思い出そう
ともしてこなかったそんなたくさんの出
来事。
そしてそれらが行き着く先は、後悔と懺
悔の気持ち。今からでも改めて謝罪した
いほどの出来事もあった。
すると今度は同じ目線と思っていた親が
上に上がってくる。
そしてその先に考えたのは、それでも親
は必死に僕を育ててくれた。僕を支えて
くれた。その事実と、そのおかげで今あ
る自分という存在。
東さんもそうやって自分の頭を低く下げ
るほどに、自然と感謝の気持ちが高まり
あんな大泣きしながら謝り、そして感謝
していたのではないだろうか。
僕がいつも周囲たいして思っている感謝
の念など実は薄っぺらいものだったのか。
そんな気がした。
最も身近で、そして生まれた時から愛情
を注いでくれた親の深い深い愛と恩に気
づくことで、僕は初めて周囲へも心から
感謝をすることが出来る人間になれるの
ではないだろうかと思った。
次の休みに、実家へ帰り、両親に伝えよ
う。僕は今やっとこんなことに気づくこ
とが出来たと。
過去の懺悔ではない。
今、自分がこう思えるようになったこと。
今、感じている感謝を。
そして、今このブログを書きつつ、読み
返しながら、初めて意識したあること。
それは、
感じて謝ると書いて『感謝』ということ。
感謝という文字には、『謝る』という漢
字が含まれている。自分の頭を低くする
ことで、本当の感謝の気持ちに気づくこ
とが出来るということなんだ。
自分の親のことを考えながら、そんなこ
とをしみじみとと考えた。
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