ダイアのおはなし4 カット
ダイアモンドの4C
carat
color
clarity
cut
今回はcut(カット)についてのおはなしです。
ダイアモンドの命といえば、その輝き。
ところが意外なことに、
ダイアモンド原石は全く輝いていなくて、まるで氷砂糖みたいなんです…。
そして、その硬さゆえ15世紀ごろになるまで研磨することができず
「美しい石」と思われていなかったのです!
その後、「ダイアモンドどうしを擦り合わせて削る」
という方法が発見され、少しづつ今のカットが完成していったというわけ。
それによって、数百年を経てはじめて「七色に輝くキラキラした宝石」が誕生したのです。
そして、あまり知られていないダイアモンドの秘密は
「ダイアモンドの輝きを決めるのはカット」ということ。
つまり、カットが施されなければ輝かない石なので
同じ石でもカットの良し悪しで輝きが大幅に変わってしまうのです。
ここでいう良し悪しとは、
光をよく反射するバランスでカットされているか…とか、
左右が対照にカットされているのか…とか、
傷やムラなく、滑らかにカットされているのか…
ということ。
ダイアモンドといえど、カットするのは人間なので
専用の顕微鏡でみるとそれはもう違いがたくさんあって、個性がはっきりしています。
この重要なカットを評価するのが
EXELLENT - VERY GOOD - GOOD - FAIR - POOR
の5段階の基準。
上記の基準のもと、沢山の項目での判断を経てグレードを決められるのです。
エクセレントとプアーでは、そりゃもう誰でも驚くくらいの違いが出てきます。
カットがダメなダイアモンドなら、キュービックジルコニアのほうが綺麗だったりするのです。
…と、カットの大切さを力説したのですが、
実はこのカット、ダイアモンドやジュエリーを購入する際、
一番後回しにされがちなポイント。
たとえばダイアモンドのプチネックレスを購入する際、
どうしても大きさを考えてしまいがち。
でも、たとえば同じキャラット数で大きく見えるということは、
「石が平べったい」ことが多いのです、実は。
平べったいということは、すなわちカットがよくないということ。
光が抜けてしまって反射しないので、全然光りません。
お店などで購入する際、「クラリティー」の項でご紹介した「裏ワザ」
を使えば、一発でわかりますよ~。
ああ、奥が深い。
もしも
「この大きさ!」
「○○キャラットのボリューム!」
というセリフにちょっと魅かれた時は、
少しだけ、カットのことを思い出してやってください。
ダイアモンドには、ちゃんと値段の理由があるんですよ~。




