アッシジの聖人フランシスコの遺骸は盗まれかけた?
に続きます。

アッシジの町はフィレンツェからも日帰りが可能です。
電車でフィレンツェ中央駅からは、2時間半から
3時間程です。

 

 


アッシジの町から田園地帯が見渡せます。
 

 

 

 

他のイタリアの観光地と大きな違いがあります。

聖人フランシスコの生誕の地なので、
巡礼者が多く、平和な町です。

 

 

 


1997年にアッシジを中心とした
ウンブリア州の大地震が起こりました。
大きな被害を受け、サン・フランシスコ教会も
損傷を受けました。
必死の修復作業で地震後の2年足らずで
再び一般に公開されるようになりました。

 

 

 

 

 


この地震により、大勢のアッシジの住民が
外に移り住み、空き家が増えたのです。
そこへ聖職者の人達があらたに移り住んだのです。

それにより、もともと多かったアッシジの住民に
対しての聖職者がより増えました。

バールでも聖職者がエスプレッソを飲んでいる姿
がよく見られます。

 

 

 

 

 



中心地から20分程歩くと聖人フランシスコが
神の声を聞いたと言われる
聖ダミアーノ教会があります。
 


中心地から聖ダミアーノ教会に行く途中
建物の間からも美しい田園風景が絶え間なく
見渡せます。
 



聖ダミアーノ教会周辺で羊の群れに出会いました。

アッシジの町の中心は丘の中腹に位置し、
聖ダミアーノ教会はアッシジの町の下にあります。
オリーブ畑の広がる田園地帯にあります。
 


聖ダミアーノ教会 
小さく素朴な教会です。
 


中庭
 


上部のイエス・キリストの磔

 

 


この磔のイエス・キリストから聖人フランシスコに
『フランシスコよ、私の教会を建て直して下さい』
と言われたのです。

サン・ダミアーノ教会のような素朴な教会こそ
聖人フランシスコを表します。

サン・フランシスコ教会は、
華やかな装飾がされ、当時のの大芸術家達が手がけた
立派な教会です。

清らかさ、貧困、謙遜を好んだ聖人フランシスコの
為に死後、建てられた教会です。
果たして、聖人フランシスコはこのような華やかな
装飾を好んだのかどうかは。。。疑問です。

聖人フランシスコにまつわるアッシジの他の教会は、
質素な教会が多いのです。

教会がその町の権力を表す為に華やかな装飾が
施され、裕福な家族や貴族の寄進を募って
装飾された他の町の教会とは
一線を画します。

のんびりと聖人フランシスコの思想に触れながら
アッシジの町をみたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ウンブリア州名物の
ストランゴッツィのトリュフソース

こしのあるストランゴッツィはアッシジのある
ウンブア州の典型的なバスタです。
トリュフもウンブリア州で食べたいもののひとつです。