私はイタリアのフィレンツェに住んでいます。
日曜日、テレビニュースを見てビックリ。
日本人音楽家、坂本龍一氏死去のニュースが流れたからです。
坂本氏の死去にもビックリしましたが、そのニュースがイタリアのテレビニュースでも流れることにビックリ。
日本の総理大臣がイタリアを訪れた時は全くニュースにならなかったのに、坂本氏死去のニュースはゴールデンタイムの全国放送のニュースでも流されていました。
それだけ、イタリアにとって、世界にとって偉大な音楽家だったということでしょう。
私は坂本氏の音楽をよく知っているわけではありませんが、やはりいくつかは知っていて、口ずさむことができます。
ネットで少しだけ、"坂本龍一"と検索して、日本語のニュースも読んだのですが、坂本氏の所属事務所が発表したコメントで坂本氏が"好んだ一節"というのが載っていました。
"Ars longa,vita brevis
芸術は長く、人生は短し"
私はイタリアはフィレンツェに住んでいます。
フィレンツェに住んで19年になります。
今はこの坂本氏が好んだという一節が私の中でとてもしっくりくるのです。
人の人生など、長くて100年くらいのもの。
しかし、ある人が生み出した芸術作品は、そのアーティストの死後も生き続け、本物の芸術作品は何百年という時をこえて人々に愛され、愛でられるのです。
フィレンツェの町そのものが、フィレンツェの美術館や教会にある数々の芸術作品が、その事実を物語っています。
きっと、坂本氏の作品も、これからも世界中の人々の心に生き続け、愛されて行くのでしょう。
そう考えるとアーティストの力、芸術の力というのは果てしないなと思うのでした。
芸術のことに関しては特に敏感だと思われるイタリア。
そのイタリアで、日本人音楽家の死を惜しむニュースを見るのは、もちろん悲しいのですが、それと同時に誇らしくも思うのでした。
しかし…偉大な日本人音楽家の訃報、本当に残念でなりません。
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