まさかの立候補 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

先週のことですが…。



日本人のお友だちに誘われて、10歳くらいまでの子供を対象としたいろいろな国の言葉での絵本を読む、読み聞かせるというイベントにダンナとピピウと参加してきました。


読まれた絵本の言語は

イタリア語

日本語

英語

ドイツ語

ポルトガル語

ロシア語

ウクライナ語


それぞれの言葉の絵本を英語(とロシア語)以外はネイティブスピーカーが読み聞かせました。


大人が読むこともあれば、子供(8歳から10歳)が読むこともあり、かなり少人数のイベントでしたがとても興味深かったです。




子供向きの絵本とはいえ、知らない言語で読まれると、もちろん、

全く分かりません真顔



なので、所々、簡単なイタリア語訳が入るのですが、それでも、絵本の内容を楽しむというよりは、それぞれの言語の音を楽しむのがメインなように私は感じました。


参加者は8歳から10歳の子供たちとその親。

ピピウは5歳なので、参加者の中では一番小さかったです。


このイベントで興味深かったのは…


ブラジル人の10歳の男の子がポルトガル語で絵本を読んだあと、とても上手にイタリア語で内容を説明していました。

本当に素晴らしい語学力!


また、その子のお母さんが読んだポルトガル語(ブラジル版)の「赤ずきんちゃん」が、おばあさんも赤ずきんちゃんも狼に食べられないというストーリーに驚きました泣き笑い

食べられる前に猟師に助けを求める…というストーリーだったように理解しました。



それから、ロシア語の絵本を読んだのはウクライナ人の女性でした。


ウクライナではもともと地域によってはロシア語が一般的に使われていたと聞くので、そのウクライナ人女性がロシア語の絵本を読んでも全く不思議ではないのですが…なんてったってこのご時世。


日本もウクライナの首都の呼び方をロシア語だったものからウクライナ語に変えるくらいですからね。


しかし、そのウクライナ女性は"戦争"にも"ロシア"にも触れることなく、「これはロシア語の絵本で、子供たちにとても人気があるの。」と説明したあと、ただただ感情を込めて読み始めたのでした。

(どうやら舞台女優さん?らしく、朗読が半端なく上手かったです。)


それは、本当に素晴らしいことだなと思いました。


そして、ロシア語の音の美しかったこと。


そのあと、別のウクライナ人女性が今度はウクライナ語の絵本を読みました。



私はロシア語もウクライナ語も分からないし、区別もつかないけれど、どちらも流れるような音の言語だなと思いました。





で、イベントの間のピピウはと言いますと…


途中、飽きて大あくびをするなどの失態はありましたが、それでも、最後まで座って聞き、それぞれの読み聞かせてくれた人たちに拍手を送っていました。


そして…


司会者が「誰か、"私も読んでみたい"って子はいないかしら?」と言うと…


「はい!ぼく、読みたい!パー


と、ピピウ、まさかの立候補あんぐり


私もダンナもビックリでした💧




でも、あんた…



まだ、本、

読まれへんやん?不安



司会者の人が「いいわね!読める?」と私に視線を送りながら聞いてくれましたが…



「いや、まだ読めません真顔


の私の一言に会場、笑いが起こる笑い



「でも、いいじゃない。」


「手伝ってもらって少しだけ読んでみたら?」


と、参加者みんな親切ニコニコ




なので、私の日本人のお友だちが読んだ日本語の絵本の一部を、お友だちに手伝ってもらって、少しだけ読んだ…のではなく、台詞を繰り返して言ったピピウなのでした。


それで拍手喝采を浴びてピピウはかなりご満悦でした真顔




日本語のひらがな、イタリア語のアルファベットはだいたい読めるのですが、まだ文章は読めないピピウです💧


これをきっかけに読もうとしてくれることを期待します。



他にも自分よりもだいぶ大きいお兄さんやお姉さんに混ざって、楽しくイベントに参加していたピピウには、正直、私もダンナもビックリでした。



2年前のピピウからは想像もできない変化ぶりです。







本当に色々な意味で興味深いイベントでした。


声をかけてくれた友達に感謝。











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