“シンデレラ” | 憧れの(?)Italia Firenze生活

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イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

昨日、ピピウがダンナの実家へ行って、

「ノンノ(祖父)に

キンダーのタマゴをもらった!」

と大喜びで帰ってきました。

 

 

キンダーのタマゴとはこれのこと↓

 

 

 

 

 

エッグチョコの中におまけのおもちゃが入ってるヤツです。

 

いろいろなシリーズがあって、どうやらノンノがくれたのはディズニーのプリンセスシリーズだったよう。

 

ま、ノンノにとってはキンダーのエッグチョコはエッグチョコで、いろいろなシリーズがあるなんて知らないだろうし、とにかくピピウが喜ぶだろうと思って買ってくれたんだと思います。

 

普段は義両親は甘いおやつをピピウに買いません。

私が買わないようにお願いしているのもありますが、ダンナも義妹もスナックやチョコや飴をあまり食べず育ったらしく…義両親も子供にそういったものをたくさん与える習慣はもともとないようです。

実家に行くと、果物、ミニピザ、スキャッチャータ…とかをおやつにもらうことが多いです。

有難いです。

 



このキンダーのエッグチョコも普段は買わず、注射で泣かなかったらとか、時々ご褒美に買ってあげるおやつなんです。

 

どうしてこの日、ノンノがピピウに買っていたかは謎ですうずまき

 

 

 

私はその場にいなくて、ダンナと一緒に実家から帰ってきたピピウが、

「キンダーに入ってたおもちゃ!見て!見て!」

と持ってきました。

 

中に入っていたのはこれ。

 



 

 

ダンナはアナ雪(フローズン)のキャラだと言ってたけど…

 

 

これは、ディズニーのシンデレラじゃね?

 

ガラスの靴もあるやん?

 

 


 

私もプリンセス系には鈍いほうですが、そんな私より更に鈍いダンナ。

 

 

ピピウはダンナに「フローズンのプリンセスだ」と言われて、そう思っていたようですが、

 

「ピピウ、これはフローズンじゃないと思う。

“チェネレントラ”だと思うよ。」

 

と言いました。

 

イタリア語でシンデレラのことを“チェネレントラ”と言うのです。

 

 

「そっか、チェネレントラか…。」

 

と、どうでもよさそうなピピウ。

 

 

「そう、日本語でね、“シンデレラ”だよ。」

 

と言うと…

 

 

「マンマ!死んでないよ!

死ぬって言ったらダメだよ!」

 

と私に怒るピピウ。

 

 



また、ベタな間違いしてくれるじゃないの真顔

 

 

 

「そうだね、死んでないね。

“死ぬ”って言葉はよくないね。

でも、マンマは“死ぬ”って言ってないよ。

このプリンセスの名前が日本語で“シンデレラ”なんだよ。」

 

「だ、か、ら、マンマ!死んでないよ!」

 

 

どうしても理解してくれないピピウでした泣き笑い

 

 

 

ピピウは日本語でもイタリア語でも“死”という言葉を知っています。

 

ただ、その意味はまだ理解していないと思います。

おそらく“悪い言葉”だという認識だけあるように思います。

 

一回、ピピウが“死んだらいいよ”と笑いながら日本語で言ったことがあって、まだその言葉の意味を理解していないとはいえ、本気で怒りました。怒れました。

 

本当に命を落としかけたピピウが、“死んだらいいよ”なんて、絶対に言葉にしてほしくないのです。

自分にも他の人にも。

 

どれだけの人が心配し、ピピウの命を救うために毎日頑張てくれたことか…。

 

だから、その言葉を聞いたとき、悲しくて、怖くて、腹立たしくて、本気で怒りました。

ま、今思えば感情的になりすぎたと反省はしていますが。

そして、ピピウがそんなことを言うのは悲しくて涙が出ると伝えました。

 

 

おそらく、私が伝えたかったことの本質はまだ伝わっていないとは思うんですが、とりあえず“死”という言葉は軽々しく使ってはいけないということは理解してくれているのだなと…

キンダーのシンデレラから分かったのでした。


 

 

 

 

 


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